LAM美術館の珍事件?!ゴミと間違われた現代アート作品とは?ゴミ?アート?衝撃の事件と美術館の対応
食べ物をテーマにしたユニークな現代アート美術館、オランダのLAM美術館。作品名表示なし、QRコードや学芸員の説明で”食”をテーマにしたアートを体験!レンガ造りの美しい建物は建築賞ノミネート、キューケンホフ公園も至近。展示作品と見紛うゴミ事件も、日常への新たな視点を生む美術館のユニークさ。ベルギービール缶のリアルな作品が物語る、アートの面白さとは?
💡 オランダのLAM美術館で、本物そっくりの空き缶アートがゴミと間違われて捨てられる。
💡 展示方法のユニークさ、美術館の対応、作者の反応など、事件の全貌を解説。
💡 日常とアートの境界線を揺るがす、美術館の哲学と事件がもたらした教訓。
それでは、まずLAM美術館の概要から見ていきましょう。
LAM美術館への誘い
食べ物をテーマにした美術館?LAM美術館の展示方法は?
QRコードと学芸員の説明で見せる
LAM美術館は、食べ物をテーマにした現代アート作品を展示しています。
展示方法もユニークで、キャプションの代わりにQRコードや解説で作品を理解します。

✅ オランダのリッセにあるLAMミュージアムは、食べ物をテーマにした現代アート作品を展示する美術館で、キャプションのない展示方法が特徴です。
✅ 作品は映像、油絵、彫刻など様々な手法で表現され、建築も美しく、レンガ造りの建物は建築賞にノミネートされるなど高く評価されています。
✅ キューケンホフ公園やキューケンホフ城に近く、庭園を散策しながら現代アートを楽しめるほか、開館時間は水・金・土・日で、入場料が必要です。
さらに読む ⇒オランダ情報サイト出典/画像元: https://oranda.jp/place/art-museum/lam-museum/作品をQRコードや学芸員の説明で理解を深めるという展示方法が面白いですね。
美術館の建物も美しく、庭園も楽しめるというのも魅力的です。
オランダのリッセに位置するLAM美術館は、食べ物をテーマにした現代アート美術館です。
特徴的なのは、作品名やアーティストの情報を直接提示せず、QRコードや学芸員の説明を通じて作品のコンセプトを理解するというユニークな展示方法を採用している点です。
展示作品は映像、油絵、彫刻など多岐にわたり、全て「食べ物」を共通テーマとしています。
レンガ造りの美しい建物は建築賞にもノミネートされ、美術館はキューケンホフ城の敷地内に位置し、世界的に有名なキューケンホフ公園にも近いため、観光と合わせて訪れることができます。
営業時間は水・金・土・日曜日が1100~1700、月・火・木曜日は定休日。
入場料金は大人€7.50、子供5〜17歳€5.00で、ミューアムカードは利用できません。
作品名やアーティスト情報を伏せて、QRコードなどで理解を深めるって斬新ですね!美術館の外観も綺麗だし、行ってみたいです!
誤解と発見
ゴミと間違え破棄!ジュピレル缶、一体何が?
手描きのリアルな美術作品。
アール・ブリュットは、精神疾患を患った人や独学の作家の作品を指すんですね。
日本でも認知度が上がってきているとのことです。

✅ アール・ブリュット(AB)は、フランスのジャン・デュビュッフェが提唱した美術概念で、「生の芸術」と訳され、精神疾患者や独学の作家の表現を指す。
✅ 2010年頃から日本で注目を集め始め、パリの「アール・ブリュット・ジャポネ(ABJ)」展が大きなきっかけとなり、障害者の創作活動への関心が高まった。
✅ 滋賀県立美術館で開催されている「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人」展は、ABJ展に出展した作家の作品を中心に構成されている。
さらに読む ⇒美術手帖出典/画像元: https://bijutsutecho.com/magazine/series/s34/29066ゴミと間違えられた作品は、まさに「日常」の中に潜んでいたアートと言えるでしょう。
見過ごされてしまうほどリアルだったのですね。
この作品は、ベルギーのビール缶「ジュピレル」を手描きでリアルに再現したもので、エレベーター内に本物のゴミのように展示されていました。
技術者は、美術館が食品アートのコレクションを特徴としていることや、作品がエレベーターシャフト内に展示されていることを知らず、常勤技術者の代理として勤務中、通常のゴミと誤認して捨ててしまったのです。
アール・ブリュットという言葉は初めて聞きましたが、面白そうな概念ですね。今回の事件と繋がるところがあるのでしょうか?
次のページを読む ⇒
盗難騒ぎから展示方法変更へ!LAM美術館、日常に潜む芸術を再認識。ラヴェ作品も無事、新たな展示で魅力を発揮。