ウミクワガタ新種発見!鳥取県沖で発見されたタジリウミクワガタとは?鳥取県沖で新種「タジリウミクワガタ」を発見!
海の宝石、ウミクワガタ!陸のクワガタムシそっくりの姿で、海中を生きる小さな甲殻類。日本近海で新種5種を発見!鳥取県沖の調査で明らかになった、多様なウミクワガタの世界。寄生生活から激しいオス同士の戦いまで、ミステリアスな生態に迫る!山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館で、貴重な標本を展示! 無料で、驚きの世界を覗いてみませんか?
💡 鳥取県沖で、クワガタムシに似た姿の海の生物「ウミクワガタ」の新種を発見しました。
💡 新種は「タジリウミクワガタ」と命名、国内種は43種に。鳥取県立山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館で展示。
💡 ウミクワガタ研究の現状と、今後の展望について、研究者へのインタビューを交えてご紹介します。
さて、本記事では、鳥取県沖で発見されたウミクワガタの新種「タジリウミクワガタ」について、詳しくご紹介していきます。
ウミクワガタの世界
ウミクワガタってどんな生き物?特徴を教えて!
小さな甲殻類!クワガタムシみたいで大顎が特徴。
ウミクワガタの世界へようこそ。
今回は鳥取県沖で発見された新種「タジリウミクワガタ」を中心に見ていきましょう。
公開日:2025/06/02

✅ 鳥取県沖などで、クワガタのような姿をした海の生物「ウミクワガタ」の新種が発見された。
✅ 発見された新種には「タジリウミクワガタ」と命名されたものがあり、国内種は6種追加されて43種となった。
✅ 田後沖で見つかった新種を含む標本と紹介パネルが、鳥取県立山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館で展示される。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/AST6140XST61PUUB00CM.html海のクワガタ、ウミクワガタの新種発見、素晴らしいですね。
多様な生物がいることを改めて感じます。
展示も楽しみです。
ウミクワガタは、等脚目に属する甲殻類で、その姿は陸上のクワガタムシに似ています。
体長は1cm以下と非常に小さく、世界中に約190種、日本近海では37種(今回の発見により43種)が知られています。
彼らは浅い海から深海まで、様々な環境に生息しており、オスはクワガタムシのように大顎を持つのが特徴です。
この大顎は、外敵からの防御やオス同士の争いに使われると考えられています。
ウミクワガタ、面白いですね!陸上のクワガタムシみたいに、オス同士で戦ったりするんでしょうか?
小さな海の吸血鬼
ウミクワガタ、幼生は何に寄生する?
魚に寄生し血を吸う
ウミクワガタの研究者、太田悠造氏へのインタビューを通して、その生態や研究の現状に迫ります。

✅ 本記事は、海のクワガタとも呼ばれるウミクワガタの研究者である太田悠造氏へのインタビュー記事であり、ウミクワガタの生態や研究の現状、そして研究者との出会いを紹介しています。
✅ ウミクワガタはダンゴムシの仲間で、オスの成体はクワガタムシのような大顎を持つことが特徴ですが、その大顎の役割や、なぜそのような形態に進化したのかは未解明であり、今後の研究テーマとなっています。
✅ 太田氏は昆虫好きから海の無脊椎動物の研究に転向し、ウミクワガタの研究を開始。沖縄での新種発見や、干潟での大量発見など、研究の面白さを語り、ウミクワガタ研究の発展の可能性を伝えています。
さらに読む ⇒ほとんど円大学|おとなも大学を使っちゃおう出典/画像元: https://hotozero.com/knowledge/animals_008/ウミクワガタの幼生が、魚に寄生して血を吸うという生態は驚きです。
成体は海底で生活し、繁殖するんですね。
ウミクワガタの生態は独特で、幼生期にはプラニザ幼生と呼ばれ、魚に寄生して血を吸います。
寄生する魚の種類はハゼのような小型魚からサメのような大型魚類まで幅広く、口やエラ、ヒレなどに付着します。
寄生期間は数日間で、成体になると寄生は行いません。
成体は海底で生活し、幼生期に蓄えた栄養で繁殖行動を行います。
成体の寿命は短いですが、繁殖後に死亡します。
彼らは食べても無害で、海の掃除屋であるホンソメワケベラに捕食されるという生態系の繋がりも存在します。
ウミクワガタの研究は、まだまだ未知の世界が開拓されているようですね。太田氏の情熱が伝わってきます。
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鳥取県沖でウミクワガタ新種5種を発見!うち1種は「タジリウミクワガタ」と命名。貴重な標本を展示!日本近海の生物多様性への貢献も。