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絵本『ねぎぼうずのあさたろう』の世界観:飯野和好氏の魅力とシリーズ完結への道?時代劇絵本『ねぎぼうずのあさたろう』完結記念展、見どころを解説

チャンバラごっこを愛した絵本作家、飯野和好。代表作『ねぎぼうずのあさたろう』は、三度笠姿のネギ坊主が東海道を旅する痛快時代劇!浪曲風の語り口と、悪者を「ねぎじる」で成敗する勧善懲悪ストーリーは、子供も大人も夢中に!絵本、アニメで展開され、あさたろうの最後の冒険が描かれる完結編は必見。故郷への想いを胸に、笑いと感動が詰まった物語。

絵本『ねぎぼうずのあさたろう』の世界観:飯野和好氏の魅力とシリーズ完結への道?時代劇絵本『ねぎぼうずのあさたろう』完結記念展、見どころを解説

📘 この記事で分かる事!

💡 絵本作家・飯野和好さんの代表作『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズ完結を記念した展覧会が開催。

💡 絵本がアニメ化され、時代劇とナンセンスを融合した独自の表現方法を確立。

💡 浪曲を取り入れた作品作りや、完結編への想い、展覧会の詳細をご紹介します。

それでは、飯野和好さんの絵本の世界を紐解きながら、その魅力に迫っていきましょう。

絵本作家・飯野和好の誕生と『ねぎぼうずのあさたろう』

絵本『ねぎぼうずのあさたろう』の魅力は?

勧善懲悪の物語と、あさたろうの魅力的な目!

展覧会では、絵本原画や朗読、人形劇を通して『ねぎぼうずのあさたろう』の世界を堪能できます。

飯野和好「ねぎぼうずのあさたろう」展~おもしろきかな浪曲絵本~

公開日:2021/02/20

飯野和好「ねぎぼうずのあさたろう」展~おもしろきかな浪曲絵本~

✅ 絵本作家・飯野和好さんの展覧会が、ニッケコルトンプラザで開催されます。

✅ 20年以上愛される絵本「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ完結を記念し、原画や読み語り動画、人形劇などが展示されます。

✅ 市川市在住の音楽プロデューサー小島豊美さんとの繋がりや、シリーズ絵本の購入者への特典もあります。

さらに読む ⇒いちかわ発見伝出典/画像元: https://ichikawahakkenden.jimdofree.com/20210220/

20年以上も愛されるシリーズの完結は、寂しいですが、最後の旅路を思うと楽しみですね。

1947年、埼玉県秩父に生まれた飯野和好は、セツ・モードセミナーでイラストレーションを学び、その後絵本作家として活躍しました。

幼少期のチャンバラごっこへの憧れを原点に、時代劇絵本を構想し、浪曲好きという一面も作品に活かされています。

代表作である『ねぎぼうずのあさたろう』は、三度笠姿のネギ坊主が東海道を旅し、悪者を「ねぎじる」で成敗する勧善懲悪の物語です

このシリーズは、小学館児童出版文化賞を受賞するなど高い評価を得ており、アニメ化もされました。

主人公あさたろうの魅力的な目線は、萬屋錦之介のような役者の目力を参考に、生命力と色気を表現しています。

シリーズは現在7巻まで刊行され、完結が予定されており、故郷への想いを胸に、あさたろうが最後の旅に出る痛快な冒険活劇が描かれています。

時代劇絵本の世界観、とても興味深いです! 萬屋錦之介さんの目力を参考にしているというのも面白いですね。完結編、ぜひ読んでみたいです!

絵本制作への道のりと福音館書店との出会い

苦戦を乗り越えた『ねぎぼうずのあさたろう』、その魅力は?

めくる楽しさ!ナンセンス時代劇で子どもを夢中に!

出版社との出会いや、絵本に対する飯野さんの熱い想いが伝わってきます。

徹子の部屋』出演の絵本作家・飯野和好さん、成功までの紆余曲折を語る「どの出版社も門前払いだった『あさたろう』。浪曲を入れたことで思わぬ展開に」アートな人・飯野和好股旅姿の絵本作家、見参!<後編>

公開日:2023/09/20

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✅ イラストレーターの飯野和好さんは、股旅ものを題材にした絵本『ねぎぼうずのあさたろう』を制作し、シリーズとして展開した。

✅ 当初は出版社から理解を得られなかったものの、出版された『あさたろう』は予想外の反響を呼び、シリーズ完結後もファンレターが届くほどの人気となった。

✅ 飯野さんは、絵本を通して失われつつある旅芸人の世界や自然との共存を伝えたいと考えている。

さらに読む ⇒婦人公論|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/9594?display=full

絵本を「めくってなんぼ」という言葉、まさにその通りですね。

読者を飽きさせない工夫が素晴らしいです。

飯野氏は当初、雑誌連載を経て絵本化を目指し、出版社を回るも苦戦を強いられました。

しかし、福音館書店との出会いにより、彼の作品は日の目を見ることになります。

『ねぎぼうずのあさたろう』は、絵本を「めくってなんぼ」と捉え、ページをめくる楽しさを追求した表現が特徴です

ナンセンスと痛快さに溢れた娯楽時代劇であり、テンポの良い展開と迫力ある場面描写が魅力です。

絵本版では、浪曲風の語り口と勧善懲悪のストーリーが特徴で、子どもたちが夢中になる要素が詰まっています。

絵本を通して、旅芸人の世界や自然との共存を伝えたかったという飯野さんの想いに感銘を受けました。絵本を読んでみたくなりました。

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時代劇絵本『ねぎぼうずのあさたろう』がPrime Videoでアニメ化!浪曲と江戸言葉が織りなす、痛快冒険活劇!子供も大人も楽しめる、日本の心とユーモアが詰まった作品。