補導って何？警察官による補導の対象と流れ、親への対応を解説？補導されるとどうなる？警察、学校、親への連絡と対応

それでは、まず補導とは何か、その対象となる行為や、警察による対応について見ていきましょう。

未成年者の非行と補導の基本

本章では、未成年者の補導について、その基本的な概念や背景を解説します。

補導とは

公開日:2025/04/23

✅ 補導は、20歳未満の少年を対象とし、非行や犯罪、犯罪被害を未然に防ぐため、警察が声かけや指導を行う活動です。

✅ 補導の対象となる行為には、深夜徘徊、飲酒、喫煙、暴走行為、家出などがあり、少年警察活動規則に基づいて行われます。

✅ 補導された場合、少年への指導や保護者への連絡が行われ、危険性がある場合は警察署への任意同行となることもあります。

さらに読む ⇒ネクスパート法律事務所出典/画像元: https://nexpert-law.com/keiji/correctional-guidance/

補導は、少年の健全育成を目的とした大切な活動ですね。

様々な行為が対象になることを知っておく必要があります。

20歳未満の少年が警察官に補導される場合、その法的側面と背景には、少年の非行を未然に防ぐ目的があります。

補導は、深夜の外出や喫煙、飲酒といった、青少年健全育成条例などで定められた不適切な行為に対して行われます。

具体的には、都道府県ごとに補導時間が異なり、例えば東京都では午後11時から午前4時まで、大阪府では16歳未満は午後8時から、16歳以上18歳未満は午後11時から、それぞれ午前4時までが補導時間として定められています。

補導には、注意、助言、警告、保護者や学校への連絡、身柄の保護など、様々な対応が含まれます。

補導活動は「少年警察活動規則」に基づき、「街路補導」と「継続補導」の2種類があり、非行や不良行為をする少年を発見した場合に行われたり、非行防止のため保護者の同意を得て継続的に指導が行われたりします。

補導の対象となる少年には、犯罪少年、触法少年、虞犯少年などが含まれます。

補導は逮捕とは異なり、将来に直接的な影響を与えるものではありません。

しかし、度重なる補導は、進学や就職に間接的に影響を与える可能性も考慮する必要があります。

補導の対象となる行為が具体的に示されていて、大変参考になります。ありがとうございます。

補導の流れと警察官の対応

ここでは、補導の流れと、警察官がどのように対応するのかを見ていきます。

補導されたらどうなるの？【元警察官が解説します】

公開日:2024/06/23

✅ 少年補導は、喫煙、飲酒、深夜徘徊など様々な理由で行われ、警察官はそれぞれの状況に応じて対応します。

✅ 少年補導は、基本的には親への連絡と指導で終わり、学校への連絡や将来への影響は通常ありません。

✅ 補導に犯罪が絡む場合は逮捕に至ることもあり、喫煙補導から大麻所持が発覚したケースなどが例として挙げられています。

さらに読む ⇒もとぽりブログ出典/画像元: https://motopoliblog.com/juvenile-guidance-2/

喫煙補導から大麻所持が発覚するケースもあるとは、驚きです。

補導にも様々なケースがあるのですね。

警察官は、補導対象となる少年に対して、状況に応じた対応を行います。

例えば、喫煙の場合はタバコの廃棄と保護者への連絡、飲酒の場合は酒の入手経路の確認と保護者の迎え、深夜徘徊の場合は保護者への連絡などが一般的です。

少年が未成年者の場合、基本的には警察官からの指導で終わることが多いですが、犯罪が絡んでいる場合は逮捕に至ることもあります。

例えば、喫煙補導の際に大麻所持が発覚し逮捕に至ったケース、盗難車両が見つかったケースなどが挙げられます。

補導されたからといって、必ずしも学校に連絡が行くわけではありません。

警察から学校への連絡は、基本的にはありませんが、本人の態度や過去の経歴、親との連絡状況によっては例外的に連絡されることもあります。

補導された高校生は、落ち着いて警察官の話を聞き、親は感情的にならずに本人から話を聞き、今後の対応を検討することが重要です。

補導されると学校に連絡が行くわけではないのですね。少し安心しました。ありがとうございます。