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運動会は進化する? 従来の競争から協調へ 変化の兆し運動会の新しいカタチとは!?

競争から協調へ! 茅ヶ崎市立香川小学校が実現した、子どもたちの笑顔があふれる新しい運動会。得点制廃止、目標達成への挑戦…その取り組みと保護者の声、そして未来への展望とは?

運動会は進化する? 従来の競争から協調へ 変化の兆し運動会の新しいカタチとは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 運動会は、従来の競争中心から、協調性や目標達成を重視する形に変化している。

💡 従来の運動会では、足が速い子だけが評価され、下位の子は劣等感を抱く可能性があった。

💡 運動会を通して、「勝ち負け」を経験させることの大切さを改めて認識する機会になった。

それでは、運動会の現状と、新しい運動会の取り組みについて、詳しく見ていきましょう。

競争から協調へ:変わる運動会の形

茅ヶ崎市立香川小学校は運動会をどう変えた?

得点制を廃止

従来の運動会では、勝ち負けを重視し、結果を相対的に評価することが多かったですが、近年では、子どもたちの自己肯定感や協調性を育むことを重視する傾向にあります。

保護者からの反対も多い「徒競走のない」運動会、それでも考え直したい゛順位づけ゛の教育的意義 小学校 All About
保護者からの反対も多い「徒競走のない」運動会、それでも考え直したい゛順位づけ゛の教育的意義 小学校 All About

✅ 神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校では、コロナ禍をきっかけに、従来の運動会を見直し、徒競走や選抜リレーを廃止し、「競い合わない」運動会を実施しました。

✅ 従来の運動会の「競争」に疑問を投げかけ、体育の授業で培った能力を活かし、目標達成や自己ベスト更新を目指せるように、クラスや学年で目標を設定し、それをクリアできるかを挑戦する形式に変更しました。

✅ 保護者アンケートでは従来の運動会を望む声もみられ、運動会を通して「勝ち負け」を経験させることの大切さを改めて認識する機会になりました。

さらに読む ⇒All About(オールアバウト)出典/画像元: https://allabout.co.jp/gm/gc/497522/

従来の運動会を望む声もみられる一方で、変化を歓迎する声も多く、時代に合わせて運動会のあり方も変化していく必要があると感じます。

神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校は、コロナ禍をきっかけに従来の運動会を見直し、得点制を廃止し、競い合わない運動会を実施しました。

従来の運動会では、足が速い子だけが評価され、下位の子は劣等感を抱く可能性があるため、結果を相対的に評価する教育のあり方を見直す必要性を國分前校長は訴えています。

運動会は、子どもたちの成長を促す大切な機会なので、時代に合わせて変化していくことは良いことだと思います。目標達成や自己ベスト更新を目指せるように、工夫された運動会は、子どもたちのモチベーションを高めるのに役立つのではないでしょうか。

「台風の目」:協調と目標達成の喜び

運動会で導入された「台風の目」ってどんな競技?

協力して目標タイムに挑戦

従来の運動会の問題点を克服し、より良い運動会を目指して、様々な取り組みが行われているようです。

スポーツキッズ島田 台風の目

公開日:2022/08/24

スポーツキッズ島田 台風の目

✅ スポーツキッズ島田では、8月も終わりに近づいても暑い日が続いているため、子どもたちの水分補給をしっかり行い、熱中症対策に気を付けて活動しています。

✅ 今週から運動会メニューが変わり、「台風の目」という競技に取り組んでいます。2人1組でバーを持ち、コーンの周りを1周する競技で、子どもたちは友達と協力して走り、コーンのところでスピードを調整するなど、楽しみながら取り組んでいます。

✅ 子どもたちはバーを優しく置いて道具を大切に扱うことや、友達と競争することなど、様々なことを学びながら運動会練習を楽しんでいます。

さらに読む ⇒ケンリハスポーツキッズ|株式会社健栄出典/画像元: https://kids.kenreha.jp/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%BA%E5%B3%B6%E7%94%B0%E3%80%80%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E3%81%AE%E7%9B%AE/

友達と協力して目標を達成する喜びを味わうことは、子どもたちの協調性を育むだけでなく、自己肯定感や達成感を育むことにも繋がると思います。

2021年度には、3、4年生の競技で、徒競走の代わりにクラスで協力して目標タイムに挑戦する「台風の目」が導入されました。

子どもたちは練習から目標達成を目指し、運動会当日は、クラスで目標を達成すると大盛り上がりだったそうです

この取り組みは、子どもたちの協調性や達成感を育む効果が期待されました。

子どもたちが楽しみながら協力して目標を達成できるような競技は、素晴らしいですね。運動を通して協調性や達成感を育むことは、子どもたちの成長に大きく貢献すると思います。

全校への展開:新たな運動会の成功

2022年度の運動会はどんな形式だった?

目標達成型

全校で新しい運動会を取り入れることで、子どもたちの協調性を育むだけでなく、運動に対する意欲も高まるのではないでしょうか。

運動会練習「台風の目」
運動会練習「台風の目」

✅ 愛知県における緊急事態宣言の延長を受け、校内運動会は10月に延期となりましたが、予行練習を除き、感染症対策を徹底した上で練習は予定通り実施されます。

✅ 9月13日(月)の3時間目には、運動場で「台風の目」の全校練習が行われ、先生による説明と実技指導の後、児童たちは3人1組で棒と旗を使って練習を行いました。

✅ 初めての練習では、棒から手が離れてしまう児童もいましたが、児童たちは力を合わせ、精一杯練習に取り組んでいました。次回の練習ではどの組が1位になるか楽しみです。

さらに読む ⇒ 大井小学校公式ホームページ出典/画像元: https://minamichita.ed.jp/ooisho/2021/09/13/%E9%81%8B%E5%8B%95%E4%BC%9A%E7%B7%B4%E7%BF%92%E3%80%8C%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E3%81%AE%E7%9B%AE%E3%80%8D/

全校で新しい運動会を実施することにより、子どもたちの協調性や達成感を育むだけでなく、従来の運動会では味わえなかった喜びや達成感を味わえるのではないかと感じます。

2022年度には、「台風の目」の取り組みが全校に広がり、徒競走や選抜リレーは全校で実施されなくなりました。

代わりに、クラスや学年ごとに目標を設定し、それをクリアできるかを挑戦する形式で行われました。

結果、全クラスが目標をクリアし、大成功を収めました

新しい運動会では、クラスや学年で目標を達成するという共通の目標に向かって協力することで、子どもたちの団結力が強まるのではないかと思います。

保護者の声:賛否両論

保護者は新しい運動会に賛否両論?

賛否両論

現代の運動会は、コロナ禍や教育方針の変化により、従来の運動会から大きく様変わりしています。

徒競走で順位付けはNG!?イマドキの運動会はこんなに変わった!ギャップを感じる親世代の声

公開日:2023/09/08

徒競走で順位付けはNG!?イマドキの運動会はこんなに変わった!ギャップを感じる親世代の声

✅ 現代の運動会は、コロナ禍や教育方針の変化により、従来の運動会から大きく様変わりし、世代間ギャップが生じている。

✅ 主な変化として、名称が「体育学習発表会」となり、体育授業の成果発表という位置付けに。また、騎馬戦や組体操などの危険性の高い競技が減り、ダンスや体育授業の成果発表などが中心となっている。

✅ さらに、徒競走では男女混合や順位付けをしないなど、ジェンダーレス化や競争重視から協調性重視への変化が見られる。お弁当は家族で食べる機会が減り、子どもは教室で食べるケースが増加している。

さらに読む ⇒HugKum(はぐくむ) | 小学館が運営する乳幼児~小学生ママ・パパのための育児情報メディア出典/画像元: https://hugkum.sho.jp/497493

保護者の意見は様々ですが、子どもたちの成長を第一に考え、より良い運動会を目指していくことが大切だと感じます。

保護者アンケートでは、「今までにない運動会でよかった」という賛同の声が多く寄せられた一方で、「従来通りの運動会で、負けてもそこから立ち直る経験をさせてほしい」「子どもは競争社会を生きていくのだから、負ける経験も必要だと思う」などの意見もありました。

保護者の意見を参考に、子どもたちにとってより良い運動会となるよう、今後も改善を続けていく必要があると思います。

運動会のあり方は、時代や社会の変化に合わせて、これからも変化していく可能性があります。

🚩 結論!

💡 運動会は、子どもたちの成長を促す大切な機会である。

💡 子どもたちの協調性や達成感を育む運動会は、今後ますます重要となる。

💡 保護者や学校の意見を尊重し、子どもたちにとってより良い運動会のカタチを模索していくことが大切である。