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北極海の異変?〜温暖化と海洋熱輸送の変化、未来への影響を探る?北極海の温暖化と海洋熱輸送の増加

北極海の異変を捉えた!JAMSTECの研究により、太平洋から北極海への熱輸送量が20年間で1.5倍に増加。海氷減少と水温上昇の悪循環が加速し、生態系に深刻な影響も。バロー海底谷での観測データと、国際的な連携による広域海洋観測で、温暖化の実態を解明。今後の研究で、その詳細が明らかに!

活発な研究活動と観測体制

JAMSTEC、バロー海底谷で何の研究?

流量、熱輸送の変動とその原因解明。

第3章では、活発な研究活動と観測体制について詳しく見ていきます。

JAMSTECをはじめとする研究機関がどのように北極海の異変に立ち向かっているのでしょうか。

2024年度海洋地球研究船「みらい」北極航海

公開日:2024/10/10

2024年度海洋地球研究船「みらい」北極航海

✅ 2024年の「みらい」は、太平洋側北極海を主な調査海域とし、海氷減少や地球温暖化などの環境変化の解明を目指す。

✅ 海洋学、気象学、古環境学、工学など多様な分野の研究者が乗船し、ドローン観測や海底堆積物調査など、様々な技術を用いて北極海の現状を詳細に調査する。

✅ 25年間にわたる「みらい」の北極海観測は、今年を含めて残り2回となり、蓄積された研究データは、今後の北極海の環境変化予測に重要な役割を果たす。

さらに読む ⇒ ArCS II 北極域研究加速プロジェクト出典/画像元: https://www.nipr.ac.jp/arcs2/mirai2024/index.html

北極海での多様な観測体制と、国際的な連携によるデータ収集は、今後の北極海の環境変化予測に不可欠です。

研究者の方々の貢献に頭が下がります。

JAMSTECの研究チームは、バロー海底谷に設置した係留系観測システム(3系)の2年間の観測データを解析し、過去20年間の流量、熱輸送量の季節・経年変動とその原因を明らかにしようとしています。

また、「みらい」や米国アラスカ大学観測船「シクリアック号」、さらにカナダ沿岸警備隊砕氷船「ルイ・サンローラン」との連携による広域海洋観測も実施し、詳細なデータ収集を行っています。

論文は査読付き英文雑誌に投稿されており、成果は国際・国内研究集会で発表されています。

ドローン観測や海底堆積物調査など、様々な技術を駆使して北極海を調査しているんですね! 科学技術ってすごい! この研究が、どんな未来を切り開くのか、ワクワクします!

PSWの挙動と輸送過程

チュクチ海を通過する太平洋夏季水、何が明らかになった?

低温化・低塩分化すること。

第4章では、太平洋起源水(PSW)の挙動と輸送過程に焦点を当てます。

PSWがどのように北極海へ運ばれ、どのような影響を与えているのでしょうか。

ベーリング海峡
ベーリング海峡

✅ ベーリング海峡は、氷河期には陸続きで、人類がアメリカ大陸へ渡るための陸橋(ベーリンジア)として機能した。

✅ 約1万2500年前から温暖化で海峡が形成され、人類はアラスカから南北アメリカ大陸へ拡散した。

✅ 18世紀にロシアのベーリングが海峡であることを確認し、その名がつけられた。

さらに読む ⇒世界史の窓出典/画像元: https://www.y-history.net/appendix/wh0204-000.html

PSWの輸送過程に関する研究は、北極海の海洋環境を理解する上で非常に重要です。

研究によって、PSWの変化が明らかになるのは興味深いですね。

研究では、2000年代と2010年代のデータを用いて、チュクチ海における太平洋夏季水(PSW)の挙動に焦点を当て、特にベーリング海峡から流入するPSWがチュクチ海を通過し、Barrow Canyonを経て北極海の海盆域にどのように輸送されるのか、その過程におけるPSWの変質を詳細に調査しました

その結果、PSWは陸棚外縁に沿って輸送される間に、低温化・低塩分化することが明らかになりました。

また、Barrow Canyonを通過したPSWが陸棚外縁に到達するまでの移流時間は7-61日程度であることも示されました。

ベーリング海峡の歴史や、PSWの輸送過程の話、とても勉強になります! 自分たちの住む世界が、こんなにも複雑に繋がっているって、ロマンがありますね!

将来展望と影響

北極海の温暖化、何が明らかになる?

海洋温暖化の実態解明と定量化。

最後の章では、将来展望と影響について考察します。

今後の北極海の環境変化と、私たちへの影響について考えていきましょう。

地球温暖化で急激に減る北極海の海氷量、流れ込む「冷水」の起源を突き止めた!
地球温暖化で急激に減る北極海の海氷量、流れ込む「冷水」の起源を突き止めた!

✅ 東京大学などの研究チームは、北極海に冷水を供給する冷水湧昇帯をシベリア沿岸で発見し、その発生メカニズムを解明しました。

✅ 冷水湧昇は海底付近の摩擦による乱流混合と、それに伴う底層水の湧昇によって発生し、北極海の低水温と海氷の維持に重要な役割を果たしています。

✅ この研究により、冷水源流域の気候変動が北極海の海氷量に影響を与える可能性が示唆され、今後の海氷変化予測に役立つことが期待されます。

さらに読む ⇒ニュースイッチ by 日刊工業新聞社出典/画像元: https://newswitch.jp/p/23862

海氷減少の加速や、生物への影響など、北極海の温暖化がもたらす影響は深刻です。

今後の研究成果と、私たちができることに注目していきたいですね。

この温暖化は、海氷減少を加速させ、海氷下の海水温を上昇させるなど、複合的な環境変化を引き起こし、そこに生息する生物にも影響を与えます。

JAMSTECの継続的な観測と、今後の論文の査読対応、3年分の海洋表層観測データの解析が予定されています。

この研究は、北極海における海洋温暖化の実態解明を目指し、その定量化に貢献しています

2025年9月には係留系の回収・再設置、および「みらい」と「ルイ・サンローラン」を用いた海洋観測が予定されており、今後の成果が期待されます。

北極海の温暖化が、こんなにも様々な影響を及ぼすなんて、考えさせられますね。私たち一人ひとりが、地球環境についてもっと意識して行動することが大切だと思います。

本日の記事では、北極海の温暖化とその影響について、多角的に見てきました。

今後の研究成果に期待し、私たちもできることを考えていきましょう。

🚩 結論!

💡 北極海への海洋熱輸送量の増加は、北極海の環境に大きな変化をもたらしています。

💡 海氷減少と海水温上昇は、北極海に生息する生物への影響も懸念されています。

💡 JAMSTECなどの研究機関による継続的な観測と、国際的な連携が重要です。