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高松塚古墳の壁画に隠された秘密(飛鳥美人、臙脂、保存)?国宝『高松塚古墳』と、その壁画に秘められた謎

国宝・高松塚古墳の壁画に、東南アジア原産の赤色顔料「臙脂」が使用されていた可能性が判明!飛鳥美人に秘められた国際交流の痕跡が明らかに。カビによる劣化から救うため、解体修理へ。1300年の時を超え、未来へ繋ぐ文化財保護の物語。明日香村の誇り、高松塚古墳の、保存と公開の両立を目指す挑戦が始まる。

高松塚古墳の壁画に隠された秘密(飛鳥美人、臙脂、保存)?国宝『高松塚古墳』と、その壁画に秘められた謎

📘 この記事で分かる事!

💡 高松塚古墳の壁画「飛鳥美人」の上着に、東南アジア原産の臙脂が使用されていた可能性が判明。

💡 壁画の保存に向けて、カビとの闘いや解体修理といった困難な道のりが存在した。

💡 修理作業室の一般公開や、新施設建設による未来への継承など、今後の展開を紹介。

今回の記事では、高松塚古墳の歴史、壁画の保存、そして未来への展望について掘り下げていきます。

時を超えた美:高松塚古墳と飛鳥美人の物語

高松塚古墳の壁画、「飛鳥美人」の上着は何色?

桃色で、臙脂が使われた。

高松塚古墳の壁画「飛鳥美人」の女性群像の上着に、東南アジア原産の赤色顔料「臙脂」が使用された可能性が高いことが判明しました。

当時の国際交流を示す発見として注目されています。

飛鳥美人」上着にも臙脂を使用か 南方原産、高松塚古墳の国宝壁画 奈良県:朝日新聞

公開日:2026/02/25

飛鳥美人」上着にも臙脂を使用か 南方原産、高松塚古墳の国宝壁画 奈良県:朝日新聞

✅ 高松塚古墳の国宝壁画「飛鳥美人」の女性群像の一人の上着に、東南アジア原産の赤色顔料「臙脂」が使用された可能性が高いことが判明しました。

✅ 臙脂は、東南アジアの昆虫から得られる樹脂状物質から作られ、スカート(裳)にも使用された可能性があり、当時の国際交流を示す発見として注目されています。

✅ 最先端の非破壊分析の結果、上着の桃色は臙脂と鉛白の混合、または臙脂の退色によるものと推測され、国内最古の臙脂利用事例として高松塚壁画の国際性と緻密さが改めて明らかになりました。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASV2T1V8CV2TUCVL04MM.html

臙脂の検出は、高松塚古墳の国際的な側面を改めて示しました。

非破壊分析技術の進歩にも驚かされます。

今後の研究の発展が楽しみです。

2026年2月27日、47NEWS速報は、奈良県明日香村の高松塚古墳に関する衝撃的なニュースを伝えた。

7世紀末から8世紀初頭に築造された二段円墳である高松塚古墳は、極彩色の壁画で知られ、国宝に指定されている

その壁画、特に「飛鳥美人」の女性群像の上着に、東南アジア原産の赤色顔料「臙脂」が使用された可能性が高いことが判明したのだ。

東文研による非破壊分析の結果、左から2人目の女性像の上着の桃色部分から臙脂が検出された。

スカートにも臙脂が使用された可能性があり、当時の国際交流を示す発見として注目を集めている。

この発見は、1972年の壁画発見50周年を記念する行事の後の出来事であり、高松塚古墳の歴史的価値と美しさを改めて浮き彫りにした。

臙脂はラックカイガラムシから得られ、正倉院にも薬として伝わっており、絵画への利用は国内最古の事例となる可能性があるという。

この発見は、今後の高松塚古墳の研究に新たな光を当て、壁画が持つ国際性と緻密さを再確認させるものとなった。

この発見は本当に興味深いです!当時から国際交流があったなんて、ロマンがありますね。当時の人々の美的感覚にも興味が湧きます。

保存への苦難:カビとの闘いと解体修理

高松塚古墳、壁画の危機!なぜ解体修理になったの?

カビと環境悪化で、保存が不可能になったため。

高松塚古墳の壁画は、カビの発生という深刻な問題に直面し、文化庁による緊急の保存対策が始まりました。

解体修理という決断に至るまでの経緯を追います。

高松塚古墳壁画発見50年〜有識者会議は゛壁画の番人゛足り得るのか〜(2)
高松塚古墳壁画発見50年〜有識者会議は゛壁画の番人゛足り得るのか〜(2)

✅ 2003年3月に高松塚古墳の石室でカビの発生が発表され、文化庁が緊急保存対策検討会を設置し、壁画の保存管理について検討を開始しました。

✅ 検討会の提言に基づき、2004年には恒久保存対策検討会が設置され、壁画の恒久保存に向けた整備計画、保存修復計画、管理体制について検討が行われました。

✅ 2005年には「恒久保存方針」が決定され、石室ごと壁画を取り出して修理し、将来的にはカビの影響を受けない環境で現地に戻すことが決定されました。

さらに読む ⇒文化遺産の世界出典/画像元: https://www.isan-no-sekai.jp/report/8843

カビの発生による劣化は、非常に深刻な問題だったのですね。

解体修理という決断は、壁画を守るための苦渋の選択だったと推察します。

高松塚古墳の壁画は、発見当初から現地での修復・保存が決定され、石室の発掘前の環境(温度・湿度)を維持することが重要とされた。

しかし、保存対策は困難を極めた。

昭和55年頃にはカビが大量発生し、白虎が退色するなどの問題が発生。

その後、カビの発生は沈静化したが、平成に入り、取合部の工事後のカビ対策の不備などにより、再びカビが大量発生し、壁画の保存環境が悪化した。

そこで、文化庁は緊急・恒久的な保存対策検討会を設置し、専門家による検討が進められた。

カビによる漆喰層へのダメージ、殺菌処置の影響、そして石室内への小動物の侵入など、様々な要因が壁画の劣化を加速させた。

応急対策として、墳丘上の樹木の伐採、防水シートの設置、排水施設の設置が行われたものの、根本的な解決には至らなかった。

最終的に、壁画の劣化を防ぐためには石室の解体修理しかないと判断され、文化庁の検討会で解体修理が決定された

修理期間は10年以上を見込んでおり、その間の壁画公開や修理見学方法も検討されることになった。

保存は本当に大変な作業ですね。専門家の方々の努力に頭が下がります。未来へ残すために、最善を尽くす姿に感動しました。

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高松塚古墳50周年!壁画発見から未来へ。保存と公開の両立を目指し、明日香村の宝を守り抜く。最新情報と地域ニュースも満載!