飯野和好の世界へ!絵本作家・飯野和好氏の魅力に迫る(?)『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズ完結記念!飯野和好の世界
絵本作家、飯野和好の世界へ!『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞し、時代劇絵本とナンセンスな世界観で子どもたちの心を掴む。日本の文化を題材に、めくる楽しさを追求した作品は、大人も子どもも夢中に。代表作『日本の神話』や新作絵本情報も!76歳になった今も、遊び心を忘れず創作を続ける飯野和好の世界を覗いてみよう。
💡 飯野和好氏の代表作『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズは、時代劇をモチーフにしたナンセンス絵本。
💡 日本の神話を題材にした絵本『日本の神話』は、迫力あるイラストと親しみやすい神々の描写が特徴です。
💡 飯野和好氏は、絵本を通して日本の文化や伝統を伝え、幅広い世代に愛されています。
それでは、まず飯野和好氏の生い立ちや代表作についてご紹介いたします。
飯野和好氏の生い立ちと代表作
飯野和好氏の代表作は?
「ねぎぼうずのあさたろう」
飯野和好氏の生い立ちから、『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズ誕生秘話、そして特別展について掘り下げていきます。
公開日:2021/02/20

✅ 飯野和好さんの絵本「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ完結編の刊行を記念して、江戸情緒たっぷりのあさたろうの世界観や、市川市在住の音楽プロデューサー小島豊美さんが提示した浪曲の魅力に迫る特別展が開催される。
✅ 展示内容には、あさたろう原画(複製)、飯野和好読み語り動画、地図でたどるあさたろう道中たび、人形劇団プークのあさたろう人形など、見どころ満載。
✅ あさたろうシリーズ絵本購入の先着15名には、作者直筆サイン入りしおりがプレゼントされる。
さらに読む ⇒いちかわ発見伝出典/画像元: https://ichikawahakkenden.jimdofree.com/20210220/展示内容が非常に充実していると感じました。
特に、あさたろう原画や作者の読み語り動画は、ファンにはたまらないでしょう。
飯野和好氏は1947年埼玉県秩父生まれの絵本作家です。
セツ・モードセミナーでイラストレーションを学び、偕成社の「小さなスズナ姫」シリーズで第11回赤い鳥さし絵賞を受賞しました。
その後、福音館書店から出版された『ねぎぼうずのあさたろう』で第49回小学館児童出版文学賞を受賞するなど、数々の賞を受賞しています。
代表作には、他に『くろずみ小太郎旅日記』シリーズ、『ハのハの小天狗』、『あくび』、『妖怪図鑑』、『おならうた』などがあります。
飯野氏は、子どもの頃からチャンバラごっこに夢中だった経験から、日本の文化に惹かれ、江戸時代のチャンバラ時代劇絵本『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズを創作しました。
シリーズの主人公「あさたろう」は、野菜ばかりを描いた掛け軸展で生まれたキャラクターで、当初は「たまねぎのあさたろう」という名前だったそうです。
飯野さんは、絵本を「めくってなんぼ」という短編映画のようなものと捉え、絵の角度や構成にこだわって、ページをめくるたびに動きを感じられるような表現を追求しています。
現在、シリーズは7巻まで刊行されており、今後3巻で完結予定とのことです。
絵本作家の方の生い立ちや作品への想いを知ることで、作品への理解が深まりそうですね!
飯野和好氏の作品の特徴
飯野和好氏の絵本の魅力は?
神話、時代劇、擬人化
氏の代表作『日本の神話』について、その魅力と特徴、そして作品を通して伝えたいメッセージに焦点を当てます。

✅ 2023年3月24日発売の、飯野和好による日本の神話絵本シリーズ「日本の神話」は、小学館児童出版文化賞や日本絵本賞を受賞した作家ならではの丁寧な制作が光る作品です。
✅ 各巻は、イザナギとイザナミの国生み、アマテラスの天の岩戸、スサノオの八岐大蛇退治、因幡の素兎のオオナムチなど、有名な神話を題材にしており、神々を親しみやすい登場人物として描いています。
✅ 迫力あるイラストと臨場感あふれるセリフで、子どもも大人も楽しめる、壮大な神話の物語の世界に引き込まれること間違いなしです。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://pie.co.jp/book/i/5758/壮大な神話の世界を、親しみやすく表現している点が素晴らしいですね。
子どもも大人も楽しめるという点に惹かれます。
飯野和好氏は、日本の神話や妖怪を題材にした絵本を数多く手がける絵本作家です。
代表作の『日本の神話』は、小学館児童出版文化賞と日本絵本賞を受賞し、迫力ある絵と神々のセリフ回しが特徴です。
また、時代劇絵本『ねぎぼうずのあさたろう』は、三度笠姿のヒーロー『あさたろう』が東海道を旅し、悪者を成敗する勧善懲悪の物語で、浪曲風の語り口が魅力です。
この作品は、絵本だけでなく、テレビアニメ化もされ、幅広い年齢層に人気となっています。
アニメ版では、野菜や果物が擬人化されたキャラクターが登場し、時代劇の定石を守りつつ、現代的なアレンジを加えられています。
作品のテーマや表現方法について、作家の意図を深く知ることができ、興味深いです。
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痛快時代劇絵本『ねぎぼうずのあさたろう』!ナンセンスと迫力満点の描写で子供の心をつかむ!飯野和好氏の魅力が詰まった一冊。4歳から楽しめる。