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人類の文化遺産を月へ!『月のコーデックス』プロジェクトとは?月面デジタルアートアーカイブ『月のコーデックス』、アルテミス計画と連携

月へ、人類の文化を届ける壮大なプロジェクト『月のコーデックス』。世界157カ国3万人超のアーティストによる3万点以上の作品を、月面へ。コロナ禍がきっかけで生まれたこの試みは、人類の文化遺産を未来へ繋ぎ、宇宙探査の新たな扉を開きます。アンディ・ウォーホルら巨匠から新進気鋭の女性アーティストまで収録。NASAの協力を得て、人類の創造性を宇宙へ解き放つ、前代未聞の試みです。

人類の文化遺産を月へ!『月のコーデックス』プロジェクトとは?月面デジタルアートアーカイブ『月のコーデックス』、アルテミス計画と連携

📘 この記事で分かる事!

💡 カナダの物理学者サミュエル・ペラルタ氏が主導する、30,000人以上のアーティストの作品を月面に送るプロジェクトです。

💡 デジタルアートアーカイブは、現代アート、音楽、書籍など多岐にわたる作品を収録し、4つのタイムカプセルに納められます。

💡 NASAのアルテミス計画と連携し、月面での人類の文化活動の可能性を広げ、未来へメッセージを送ります。

それでは、人類の創造性と文化を未来へ届ける壮大なプロジェクト、『月のコーデックス』について、詳しく見ていきましょう。

月へのタイムカプセル ルナー・コーデックス

月面に人類の文化遺産を送るプロジェクトって?

「月のコーデックス」

『月のコーデックス』プロジェクトの概要をご紹介します。

未来の人類へ、芸術と文化を届ける壮大な試みです。

万点の芸術作品、詩、書籍が永久保存のために月へ向かう
万点の芸術作品、詩、書籍が永久保存のために月へ向かう

✅ 「月のコーデックス」と呼ばれる、157 か国から集まった 30,000 人のアーティストの作品を収録したデジタルアートアーカイブが月面に設置される。

✅ このプロジェクトは、カナダのセミリタイア物理学者であるサミュエル・ペラルタ氏が主導しており、現代アート、詩、音楽、映画、書籍などを 4 つのタイムカプセルに納めて月面に送る。

✅ このプロジェクトは、人類の創造的な成果を地球外にまで広げ、将来の世代に伝えることを目的としており、芸術作品を月面に送るこれまでの取り組みをはるかに凌駕する野心的なプロジェクトである。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.artmajeur.com/ja/magazine/2-atonyusu/3wan-dianno-yun-shu-zuo-pin-shi-shu-jiga-yong-jiu-bao-cunnotameni-yuehe-xiangkau/333943

このプロジェクトは、現代アートの多様性と、未来への希望を象徴していますね。

コロナ禍がきっかけというのも、歴史的意義を感じます。

カナダの物理学者で作家でもあるサミュエル・ペラルタ氏によって発案された『月のコーデックス』プロジェクトは、世界157カ国から集まった30000人以上のアーティストの作品を、一連の無人ロケットで月に送り届ける野心的な取り組みです。

このプロジェクトは、人類の文化遺産を保存し、宇宙への探求の新たな章を開くことを目指しています。

プロジェクトの目的は、未来の人類が、今日の世界の豊かさ、芸術と文化が絶えず発展してきたことを知ることです。

プロジェクトのきっかけは、コロナ禍による文化施設閉鎖がきっかけとなり、芸術と文化を未来に継承する重要性を認識したことから始まりました。

『月のコーデックス』は、アンディ・ウォーホルやクレス・オルデンバーグなどの著名なアーティストの作品に加え、女性アーティストの作品も広く収録しており、月面へのアート輸送の取り組みとしては前例のない規模と多様性を誇っています。

すでに、このプロジェクトの一部はNASAのオリオンミッションで月に送られており、今後さらにカプセルが送られる予定です。

すごいですね! 3万人ものアーティストの作品が月に行くなんて、ロマンがあります。人類の文化遺産を未来に残そうという試みに、深く感銘を受けました。

アルテミス計画と連携

「月のコーデックス」はどこへ運ばれる?

アルテミス計画へ

アルテミス計画と『月のコーデックス』の関係性について見ていきましょう。

宇宙開発の新たな一歩です。

アルテミス計画」とは–日本人も月面へ、現状のスケジュール、わが国の役割など解説

公開日:2024/02/28

アルテミス計画」とは–日本人も月面へ、現状のスケジュール、わが国の役割など解説

✅ アルテミス計画は、アポロ計画以来、約半世紀ぶりに人類を月面に送り込み、月での持続的な人類活動の構築を目指す国際プロジェクトです。月面の水資源開発や重要鉱物の開発、将来の火星探査への足がかりとなることを目指しています。

✅ アルテミス計画には、米国、日本、ヨーロッパ諸国、オーストラリア、インド、韓国、UAEなど34カ国が参加しており、女性やパートナー国からの宇宙飛行士にも活躍の機会を提供する理念を掲げています。日本は、2020年代後半に米国に次ぐ2カ国目の有人月面着陸を目指しており、少なくとも2人の日本人が月面活動に参加する予定です。

✅ アルテミス計画は、当初の予定より遅延していますが、2022年11月~12月に無人月周回試験飛行(アルテミスⅠ)が成功し、その後、有人月周回試験飛行(アルテミスⅡ)、女性初の月面着陸(アルテミスⅢ)、月周回宇宙ステーション「ゲートウェイ」建設(アルテミスⅣ)などが予定されています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://uchubiz.com/article/fea39872/

民間企業との連携で輸送スペースを確保したというところに、ペラルタ氏の熱意を感じますね。

アルテミス計画との連携も、非常に興味深いです。

『月のコーデックス』は、NASAのアルテミス計画に合わせて輸送される予定です。

アルテミス計画は、アポロ計画以来の有人月面着陸を目指すミッションです

ペラルタ氏は、民間の宇宙開発企業などと交渉により、輸送スペースを確保しました。

宇宙開発は、人類の未来にとって非常に重要なテーマですよね。このプロジェクトが、その一翼を担うことに期待しています。月面での持続的な活動というビジョンも魅力的です。

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未来へ届けるアートの羅針盤!『月のコーデックス』は、劣化知らずのデジタルアーカイブ。時代を映す作品を宇宙へ。人類の創造性を未来へ託す。