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JLPS-Yデータから読み解く若者の変化とは?JLPS-Y調査に見る、日本の若者の現在と未来

日本の社会構造を読み解く鍵、JLPS-Y!2007年から2020年にかけて実施された、20歳~34歳の若年層を追跡したパネル調査データです。 就業、結婚、家族、教育、意識、ライフスタイルの変化を詳細に分析。労働市場、少子高齢化、グローバル化がもたらす影響を、11年分のデータで解き明かします。 SSJDAからダウンロード可能で、日本の未来を照らす研究に貢献します。

JLPS-Yデータから読み解く若者の変化とは?JLPS-Y調査に見る、日本の若者の現在と未来

📘 この記事で分かる事!

💡 JLPS-Y調査は、若年層の就業、結婚、家族、教育、意識、ライフスタイルに関する変化を捉えています。

💡 調査は、2007年から2020年にかけて行われ、長期的な視点から若者の変化を追跡しています。

💡 データは公開されており、研究者だけでなく、教育目的での利用も可能です。

それでは、まずJLPS-Y調査で何が分かるのか、主なポイントを3つご紹介します。

若年パネル調査(JLPS-Y)の概要

日本の若者の変化を探る調査は何を目的としている?

社会変化の影響分析

この調査は、若年層のライフコース全体を包括的に捉え、多角的な分析を可能にしているようですね。

働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)2008」にみる現代日本人のライフスタイルと意識
働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)2008」にみる現代日本人のライフスタイルと意識

✅ 「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)」は、若年層と壮年層を対象にしたパネル調査で、2008年度の第1回追跡調査の結果を分析した。

✅ 分析は3つに分けられ、1つ目は未婚者の「結婚活動」の実態と効果、2つ目は生活習慣や職場環境と健康との関連による健康格差、3つ目は社会保障・医療・公共事業に関する意識の地域格差についてである。

✅ 本調査は若年層・壮年層のライフコース全体における教育・就業・結婚・意識の変化を総合的に捉え、学際的な研究、海外調査との比較可能性、他の調査との連携性、職業・産業分類の汎用性、データの公開性など、多くの特徴を持つ。

さらに読む ⇒中央調査社出典/画像元: https://www.crs.or.jp/backno/old/No616/6161.htm

なるほど、若年層のライフコース全体における変化を総合的に捉えているのですね。

学際的な研究にも役立ちそうです。

東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトは、日本の社会構造変化を把握するため、2007年から毎年「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」(JapaneseLifeCoursePanelSurveys-JLPS)を実施しています。

その中の若年パネル調査(JLPS-Y)は、2006年12月末時点で20歳から34歳の若年層を対象に、職業、家族、教育、意識、健康など幅広い項目について質問しています。

この調査は、労働市場の構造変動、少子高齢化、グローバル化などの社会変化が、就業、結婚、家族、教育、意識、ライフスタイルに与える影響を分析することを目的としています

この調査は、僕たちのような若者が、どのような道を歩み、何に悩み、何を目指しているのかを知る上で、非常に役立ちそうです。具体的にどのようなデータが公開されているのか、興味があります!

調査対象とデータ構成

若年パネル調査(JLPS-Y)は、どの年代層を対象とした調査ですか?

15歳から31歳

大規模な家計パネル調査なのですね。

幅広い分野を網羅している点が、興味深いと感じました。

日本家計パネル調査
日本家計パネル調査

✅ 日本家計パネル調査(JHPS/KHPS)は、2004年から開始された慶應義塾家計パネル調査(KHPS)と、2009年から開始された日本家計パネル調査(JHPS)を統合した、日本における大規模な家計パネル調査である。

✅ KHPSは全国約4,000世帯、7,000人を対象とし、JHPSは全国4,000人を対象としており、20歳以上の男女を対象としている。

✅ 調査は層化 2 段無作為抽出法で、全国を24層に層化し、各層から住民基本台帳に基づいて調査対象者を無作為抽出している。調査項目は就業、所得、教育、健康・医療、消費、住宅など幅広い分野を網羅している。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.pdrc.keio.ac.jp/paneldata/datasets/jhpskhps/

長期的な追跡調査によって、回答者の変化を捉えているのですね。

国際比較も可能とのことなので、今後の研究に期待できますね。

若年パネル調査(JLPS-Y)は、2007年から2020年にかけて実施された「若年パネル調査」wave1~wave14のデータで構成されており、2007年から継続的に調査に参加した人、2011年から新たに追加された人、2019年に追加された20歳から31歳の「リフレッシュサンプル」のデータが含まれています。

2011年度からは、長期追跡による回答者の脱落問題を考慮し、継続調査と同年代の対象者を新たに追加しています

この調査は日本語で実施されており、国際比較分析が可能な設計となっています。

英米における豊富なパネル調査の経験や既存の日本の調査を参考にしています。

様々な分野のデータが網羅されており、長期的な視点で分析できるのは、学びを深める上で非常に魅力的です。今後の研究成果が楽しみです。

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日本の若年層の社会変化を追う貴重な調査!労働、結婚、家族、教育、意識、ライフスタイルを分析。SSM調査に準拠し、SSJDAからデータ入手可能。