日本の現代アートシーンの今を紐解く!アーティスト・ラン・スペース、ギャラリー、コレクターたちの視点とは?日本の現代アートシーンの活性化:アーティスト・ラン・スペースからコレクターまで
高見澤、清水、小林が立ち上げたアーティスト・ラン・スペース「4649」。東京の現代アートシーンを牽引する彼らの活動と、活況を呈するシーンの裏側を紐解く。無人島プロダクション、青山|目黒、MISAKO&ROSENらによる座談会では、アーティスト・ラン・スペースの役割、ギャラリーの動向、コレクターの視点など、多角的な視点から日本の現代アートの今を浮き彫りにする。COBRAの原点回帰、棟田響コレクションなど、刺激的な情報も満載。
💡 アーティスト・ラン・スペース「4649」の誕生秘話と、そこから見えるアートシーン活性化への取り組み。
💡 日本の現代アートシーンの現状と、活発化するアーティスト・ラン・スペースの動向。
💡 現代アート界のキーパーソンたちの見解と、彼らが語るアートの魅力。
本日は、多様な視点から日本の現代アートシーンを読み解く記事をご紹介します。
各方面からの熱い想いや活動を通して、アートの魅力に迫っていきましょう!まずは、この記事で何が分かるのか、要点を見ていきましょう。
「4649」の誕生
「4649」設立のきっかけは?
展示場所の必要性とアーティスト支援
本記事では、アーティスト・ラン・スペース「4649」の設立背景と、その活動についてご紹介します。
アートシーンを盛り上げようとするアーティストたちの情熱に触れていきましょう。

✅ アーティスト・ラン・スペース「4649」は、3人のアーティストが運営するギャラリースペースで、自身たちの作品展示に加えて、他のアーティストの作品展示や販売も行っている。
✅ 「4649」は、住所をそのままギャラリー名にした海外のギャラリーに倣って命名され、日本語でも読める数字として「ヨロシク」と読めるように意図されている。
✅ 3人のアーティストは、それぞれ絵画、彫刻、写真などの分野で活動しており、ギャラリー運営を通じて、自身の作品を発表するだけでなく、他のアーティストの作品発表の場を提供することで、アートシーンの活性化を目指している。
さらに読む ⇒美術手帖出典/画像元: https://bijutsutecho.com/magazine/interview/20540「4649」設立の背景には、自分たちの作品を発表する場所の必要性、そして、周りに発表の場がないアーティストたちを支援したいという強い思いがありました。
彼らの活動は、まさにアートシーンの活性化に繋がるでしょう。
3人のアーティスト、高見澤、清水、小林が運営するアーティスト・ラン・スペース「4649」は、海外ギャラリーの住所をそのままギャラリー名にする慣習から、日本語としても読める数字「4649」を採用した。
それぞれの作品を発表する場所の必要性と、周りに展示場所のないアーティストたちの状況を改善したいという思いから、3人は「4649」を設立した。
当初は、清水が始めたブックレーベル「Workstation」の活動を拠点に、高円寺で共同スペースを借りて個展を開催していた。
4649のような場所が、アーティストと観客をつなぐ場として機能するのは素晴らしいですね。場所のネーミングも面白いですし、アートシーンを盛り上げようという熱意が伝わってきます。
日本の現代アートシーンの現状
日本の現代アートシーンを盛り上げる新しい動きは?
アーティスト・ラン・スペースと若手ギャラリーの台頭
次に、日本の現代アートシーンの現状について見ていきましょう。
様々なギャラリーが連携し、新たな試みを行うことで、アートシーンがどのように変化しているのかを解説します。

✅ 「End of the tunnel」展は、新丸ビルの7階「(marunouchi) HOUSE」にて、次世代とされる現代美術のギャラリー7軒が共同キュレーションした展覧会です。
✅ 展覧会では、ギャラリー各々の特徴を生かした展示が行われており、レストラン沿いの通路、トイレ、通路を照らす照明、Atelier Room、Salon Roomなど、様々な場所に現代美術作品が展示されています。
✅ 参加ギャラリーは、AOYAMA MEGURO、ARATANIURANO、ZENSHI、Take Ninagawa、MISAKO & ROSEN、無人島プロダクション、Yuka Sasahara Galleryです。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/new-tokyo-contemporaries-end-of-the-tunnel-opensギャラリー同士の連携や、アーティスト・ラン・スペースの活発化は、現代アートシーンの大きな特徴です。
特に、次世代を担うギャラリーが集まり、国際的な活動を展開しているのは刺激的ですね。
日本の現代アートシーンでは、アーティスト自身が運営するスペースであるアーティスト・ラン・スペースが活発化している。
東京では、「4649」の他にも、「XYZcollective」などのアーティスト・ラン・スペースが活躍している。
ギャラリーシーンでは、ニュートーキョーコンテンポラリーズというアソシエイションが、東京の現代アートシーンの活性化を目指して、次世代を担う7つの若手ギャラリーによって設立された。
このアソシエイションは、ArtBaselやNADAMiamiなどの世界的なアートフェアに出展するなど、国際的な活躍を見せている。
さらに、第一世代、第二世代に続く、第三世代ともいえるギャラリストも登場しており、日本の現代アートシーンはますます活気付いています。
ギャラリーの連携による展示会は、多様な作品に触れる良い機会になりますね。新しいギャラリストの登場も、アートシーンの活性化に繋がっていて面白いです。
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現代アートの今を、藤城里香、青山秀樹、ローゼン美沙子が語る!COBRAの原点回帰、棟田響コレクション…刺激的な座談会で日本の美術シーンを深掘り。