五味太郎の世界観とは?絵本作家、五味太郎の魅力に迫る!五味太郎の絵本:言葉と絵で紡ぐ、子供も大人も楽しめる世界
『きんぎょがにげた』でお馴染み、絵本作家・五味太郎の世界へ! 450冊以上の作品から、言葉遊びと自由な発想が光る絵本を紹介。初の絵本図録では創作秘話も公開。子どもだけでなく大人も楽しめる、五味太郎氏の作品と思想に触れる。講演会やイベントレポート、漢字絵本など、五味ワールドを堪能あれ! 子どもの「体験」を巡る議論にも注目。
五味太郎の絵本への熱い想い
五味太郎さんの絵本創作の原動力は?
表現欲と愛情
五味太郎さんの絵本への熱い想いを紐解いていきましょう。

✅ 五味太郎さんは、28歳で絵本を描き始め、現在までに400冊以上の絵本を制作し、100冊以上が海外で翻訳出版されています。
✅ 五味さんは、自分の体質に合った仕事として絵本を選んでおり、夜に活動し、朝方に作品制作をするという独自のスタイルで創作活動を行っています。
✅ 五味さんの絵本の魅力は、日常の何気ない出来事を題材に、子どもが大人の力を借りずに楽しめるように、絵と文章が一体となった作品であることです。また、五味さんは、絵を描くことを趣味であり仕事であると考えており、苦労を感じずに制作活動を続けています。
さらに読む ⇒東京すくすく子育て世代がつながる―東京新聞出典/画像元: https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/life/94631/子どもだけでなく大人も楽しめる絵本作りを目指している、五味太郎さんの想いが伝わってきますね。
2024年で34期を迎えるクレヨンハウスの「子どもの本の学校」連続講座は、作家と読者が出会う場を提供する企画です。
2025年1月の講師は五味太郎さんで、「そして、おしゃべりは(まだまだ)つづく」をテーマに、絵本創作への熱い想いを語ります。
五味太郎さんは、教育的な側面よりも、自身の表現欲と絵本への愛情から作品を制作しており、子どもだけでなく大人も楽しめる絵本作りを目指しています。
講演会では、絵本への考え方や創作秘話を語り、絵本を通して文化に触れ、楽しむことの大切さを伝えます。
講演会の様子はオンラインでも視聴可能で、参加者からは五味太郎さんの魅力や絵本への熱い想いに共感する声が多数寄せられています。
絵本制作への情熱が素晴らしいです。表現方法にとらわれず、自由に制作されていることに感銘を受けました。
五味太郎と國分功一郎の対話
五味太郎さんと國分功一郎さんのトークイベントで話題になった絵本は?
「かくしたのだあれ」「さる・るるる」「ヒトニツイテ」
五味太郎さんと國分功一郎さんの対話について見ていきましょう。

✅ 今回のイベントでは、五味太郎さんと國分功一郎さんの対談を通して、絵本と哲学の深い関係性が語られました。特に、五味太郎さんの絵本における「音」や「言葉」の面白さについて、興味深い話が展開されました。
✅ 五味太郎さんは、自身の絵本の翻訳について、言葉の面白さがそのまま伝わる翻訳は難しいという見解を示されました。特に「さる・るるる」のような、言葉遊びが重要な絵本は、翻訳によってその面白さが失われてしまうと語りました。
✅ 五味太郎さんは、仕事に対する考え方として、「仕事がないという感覚がわからない」と述べ、常にアルバイト感覚で仕事に取り組んでいると語りました。これは、安定的な仕事という概念にとらわれず、様々な活動を通して収入を得るという、五味太郎さん独自の価値観を表していると言えるでしょう。
さらに読む ⇒│アノニマ・スタジオ|中央出版株式会社出典/画像元: https://www.anonima-studio.com/talk-20180928/ginza6-talkevent20180928-4.html言葉のリズミカルさや、哲学的な考え方について語られていて、非常に興味深い対談ですね。
2018年9月28日に銀座蔦屋書店で開催された五味太郎×國分功一郎トークイベント「絵本と哲学の話をしよう」のレポートです。
イベントでは、五味太郎さんの絵本『かくしたのだあれ』、『さる・るるる』、『ヒトニツイテ』などが話題に上がり、國分功一郎さんは五味さんの絵本の言葉のリズミカルさや絵本を通しての哲学的な考え方に感銘を受けている様子を語りました。
特に『ヒトニツイテ』について、五味さんは「あまり売れなくてよかった」「それがすべてじゃない」「総論だから各論をいっぱい売っていける」と述べ、國分さんは「五味太郎哲学の総論」と表現しました。
イベントは、五味太郎さんと國分功一郎さんの絵本に対する熱い思いが伝わる、楽しい時間となりました。
言葉のリズムや奥深さが、絵本の魅力を最大限に引き出しているのだと思いました。
五味太郎の言葉と絵の世界
五味太郎氏の絵本図録はどんな内容?
作品秘話やメッセージ、写真公開
五味太郎氏の世界観を堪能できる、新たな書籍やイベントについてご紹介します。
公開日:2013/03/07

✅ 旺文社は、絵本作家の五味太郎氏が漢字を部首ごとにまとめた絵本「かんじのぼうけん」シリーズを3月15日に発売します。
✅ 同シリーズは、同じ部首の漢字をイラストと共に見開きで掲載し、画数順に並べているため、パラパラめくるだけでも漢字を覚えられ、部首や画数を意識することで、漢和辞典を引く練習にも役立ちます。
✅ 各巻には、小学生~中学生で習う常用漢字を約100字ずつ収録し、読み方・意味・画数・熟語・漢字の成り立ちを掲載しているため、楽しみながら学習できます。また、付録として小学校6年間で習う漢字(1006字)を学年ごとに掲載しており、本書に掲載されている漢字には色を付けているため、勉強した漢字が一目でわかります。
さらに読む ⇒受験や進路・進学情報の教育ニュースは「リセマム」出典/画像元: https://resemom.jp/article/2013/03/07/12519.html五味太郎氏の言葉と絵の世界が、子供も大人も楽しめるように工夫されているのが素晴らしいですね。
国民的絵本作家、五味太郎氏の初の絵本図録が刊行されました。
40年以上の絵本制作を通して言葉の面白さを追求してきた五味氏は、言葉の多義性に着目し、独自の表現を確立しました。
本図録では、選りすぐりの50冊の創作秘話や、縁のある人々からのメッセージ、アトリエ写真などが公開され、五味太郎氏の作品世界を深く知ることができます。
五味氏は、言葉が持つ多様性や変化に注目し、絵による表現の可能性を追求してきました。
特にオノマトペ(擬音語・擬態語)を用いた作品では、言葉の多義性を遊び心を持って表現することで、読者に言葉の面白さを再認識させてくれます。
本図録を通して、五味太郎氏の言葉と絵の新たな世界を、大人も子供も楽しめるでしょう。
五味太郎氏は、漢字の部首に着目した絵本「かんじのぼうけん」を制作。
漢字の構成と意味の面白さ、歴史や文化、言葉の解釈の自由さを子供たちに伝えたいと語ります。
漢字は、部首の組み合わせで様々な意味を表現する奥深い世界であり、五味氏は、その創造性を子供たちと共有したいと考えています。
また、言葉は常に変化し、新しい解釈が生まれることを強調し、子供たちが言葉に疑問を持ち、自由な発想をすることの大切さを訴えます。
五味氏の作品は、言葉への興味関心を育むとともに、子供たちの豊かな想像力と知的好奇心を刺激する役割を果たしています。
五味太郎さんと教育ジャーナリストのおおたとしまささんは、子どもに体験を消費させる大人たちの「品」を問う。
子どもの体験が高額化し、課金ゲーム化していく現状に対し、五味さんは「大人こそ、子どもに何かをさせようとするのではなく、よりナチュラルに、子どもの人生を見守るべき」と主張する。
一方、おおたさんも、子どもが体験する喜びを「面白がる」ことや「夢中にさせる」ことへの疑問を呈し、大人のエゴによる「品のない」行為だと指摘する。
「子どもの体験」を巡る議論は、大人自身の生き方や価値観を見直す機会を与えてくれる。
特に、子どもに自分の価値観や目標を押し付けるのではなく、個々人の可能性を尊重し、見守ることの重要性を示唆している。
子どもの体験に対する大人の姿勢について考えさせられました。子どもたちの個性を尊重することが大切ですね。
五味太郎氏の絵本は、子供も大人も楽しめる奥深い魅力に溢れていますね。
言葉遊びも素晴らしいです。
💡 五味太郎の絵本は、子供たちの想像力を刺激し、豊かな心を育む。
💡 五味太郎は、言葉の面白さを追求し、独自の表現を確立。大人も子供も楽しめる作品を制作。
💡 五味太郎は、読者との対話を重視し、自由な発想を促す作品を制作。