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岡本太郎と大阪万博:芸術と生命の爆発!(?)太陽の塔、明日の神話、そして芸術の魂

1970年大阪万博の象徴「太陽の塔」。国家主導の万博に異を唱えた岡本太郎が、生命力と対極主義を表現した作品。太陽の塔の4つの顔、内部の生命の樹は、生命の誕生から再生を象徴。ピカソに衝撃を受け、独自の芸術を追求した岡本太郎の魂が宿る。万博の裏側と、不屈の芸術家の情熱が、今も私たちを魅了する。

岡本太郎と大阪万博:芸術と生命の爆発!(?)太陽の塔、明日の神話、そして芸術の魂

📘 この記事で分かる事!

💡 岡本太郎が大阪万博のテーマ展示プロデューサーを引き受けた背景と、万博への複雑な思い。

💡 太陽の塔の内部構造の詳細と、生命の起源と進化を表現した展示内容。

💡 VR技術で蘇る大阪万博テーマ館、岡本太郎の芸術観と生涯を彩る数々の名作の紹介。

それでは、まず岡本太郎の生い立ちから、大阪万博での活躍、そして彼の芸術観を紐解いていきましょう。

岡本太郎と大阪万博

大阪万博で岡本太郎はなぜテーマプロデューサーに?

反対意見を覆し、受諾

岡本太郎が万博プロデューサーを引き受けた経緯、それはまさに、彼の芸術に対する信念と、社会との葛藤の象徴と言えるでしょう。

大阪万博と岡本太郎。太陽の塔から考える思想と哲学。石井匠氏インタビュー。
大阪万博と岡本太郎。太陽の塔から考える思想と哲学。石井匠氏インタビュー。

✅ 1970年の大阪万博において、岡本太郎がテーマ展示プロデューサーに就任したのは、彼が万博の「進歩と調和」というテーマや、国家的宣伝色の強いイベント自体に反対していたにも関わらず、万博協会が苦し紛れに依頼したのが理由です。

✅ 岡本太郎は、万博のテーマや役割、コンセプト全てに反対しており、当初はプロデューサーを引き受けるつもりはありませんでした。しかし、協会担当者の熱意や周囲の友人の意見を参考に、プロジェクトを引き受けると決断しました。

✅ 岡本太郎が万博のテーマ展示プロデューサーを引き受けた背景には、彼が戦前から日本で活躍していた芸術家であり、文化人であったことが挙げられます。彼は、丹下健三のような著名な建築家とも交流があり、政治家など様々な分野の人々との繋がりを持っていました。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://note-infomart.jp/n/n882c25e3e093

岡本太郎の葛藤と決断、そして万博という巨大プロジェクトへの参加。

その背景にある彼の芸術家としての姿勢に感銘を受けました。

1970年の大阪万博は、当初「進歩と調和」というテーマを掲げ、国家主導の文化オリンピックとして、国威発揚や産業振興を目的としていました。

しかし、岡本太郎は、西洋的なモダニズムやグローバリゼーションを美化する傾向に反対し、万博協会の取り組みに批判的な立場を取っていました。

そのため、万博協会はテーマプロデューサー選定に難航し、最終的に岡本太郎に白羽の矢を立てました。

岡本太郎自身も最初は引き受ける意思はありませんでしたが、万博協会担当者の熱意と周囲からの反対意見を踏まえ、引き受ける決断をしました。

岡本太郎さんのように、自分の信念を貫きながら、社会と関わっていく姿勢は、とても勉強になりますね。僕も何かを表現する上で、参考にしたいと思いました。

太陽の塔:生命の象徴

太陽の塔は何を表している?

生命のサイクル

太陽の塔内部の展示、48年ぶりの公開とは、まさに歴史的瞬間ですね。

当時の技術で実現した空間を、ぜひ体験してみたいです。

太陽の塔゛内部を写真で徹底解説!年たっても衰えない生命のエネルギーは圧巻
太陽の塔゛内部を写真で徹底解説!年たっても衰えない生命のエネルギーは圧巻

✅ 太陽の塔の内部が48年ぶりに常設展示施設として公開され、万博当時の「地底の太陽」や「生命の樹」が再生された。

✅ 内部は「地底の太陽」ゾーンと「生命の樹」ゾーンで構成され、生命の起源から進化をたどる展示や、岡本太郎が表現した生命のエネルギーを体感できる空間となっている。

✅ 48年前の技術力を感じられる鉄骨構造や、プロジェクションマッピングを使った「地底の太陽」など、当時の世界観が蘇り、当時の大阪万博の熱気を再び味わえる。

さらに読む ⇒「知りたい・行きたい」をかなえるニュースメディア|ウォーカープラス出典/画像元: https://www.walkerplus.com/article/144074/

太陽の塔の4つの顔に込められた意味、生命の樹が象徴する力強さ。

岡本太郎の表現したい世界観に、深く感銘を受けました。

岡本太郎は、万博のテーマであった「人類の進歩と調和」を表現するため、頂上の「黄金の顔」、中腹の「太陽の顔」、裏側の「黒い太陽」、そして地下の「地底の太陽」の4つの顔を持つ巨大な塔、太陽の塔を制作しました。

塔の中は空洞になっており、内部は「生命の樹」と呼ばれる鋼鉄製の巨大な木、33種183体の生物模型などを展示する地下展示エリアになっています。

岡本太郎は、太陽の塔の4つの顔それぞれに、生命の誕生、成長、衰退、そして再生を象徴させたとされています

地下展示では、生命の起源や進化をテーマとした呪術的な世界観が表現され、生命の樹は、生命の力強さや多様性を象徴しています。

太陽の塔の内部公開、素晴らしいですね!生命の樹、そして地底の太陽。これは、ぜひ足を運び、その目で確かめたいです。

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岡本太郎、既成概念を壊した芸術家。生命力あふれる作品は、今も人々を魅了する。「太陽の塔」「明日の神話」など、代表作を通して、その魂に触れて。