大学職員の現状と課題？〜仕事内容からキャリアパスまで徹底解説！大学職員の世界：組織、変化、そして未来

それでは、まず大学職員を取り巻く現状について、詳しく見ていきましょう。

大学職員の現状と課題

大学職員の仕事は、学生支援から大学運営まで多岐にわたります。

しかし、組織の硬直性や旧態依然とした運営体制が課題となっているようです。

大学業界の現状と課題、大学や大学職員の今後を元・大学職員が語る

公開日:2020/10/09

✅ 大学職員に対するイメージは人によって様々で、学生時代にはネガティブな印象を持っていた筆者も、実際に大学職員として7年半勤務することで、大学組織の課題や変化の必要性を感じた。

✅ 大学職員は「教学系部門」と「法人系部門」に大きく分けられ、ジョブローテーションを通して様々な職務を経験する。組織は官僚制に基づいており、規則や手続きの徹底、文書による記録・伝達といった型にはめた働き方が特徴だが、これが学生からの不満につながることも事実。

✅ 近年、大学を取り巻く環境は急速に変化しており、多様化する学生への対応、社会人基礎力育成、コロナ禍によるオンライン化など、従来型の組織体制では対応しきれない課題が増加している。大学職員には、変化に柔軟に対応し、スピード感を持って業務を進めることが求められている。

さらに読む ⇒アカリク出典/画像元: https://acaric.jp/articles/1378

大学職員の仕事は、学生生活を支える重要な役割を担っていますが、組織の構造的な問題も抱えていることが分かりました。

柔軟な対応が求められているということですね。

大学職員は約25万人おり、様々な職種が存在します。

学生支援や大学運営・経営に関わる重要な役割を担っていますが、組織の細分化や意思決定の遅さ、旧態依然とした運営など、課題も多く存在しています。

特に、学生支援においては、機械的な対応や規則に則った公平な指導が、学生の満足度を低下させている可能性も指摘されています。

近年では、大学を取り巻く環境も変化しており、多様化する学生への対応、社会人基礎力の育成、新型コロナウイルス感染症への対応など、新たな課題が生まれています。

大学職員は、従来型の「型にはめた」仕事から脱却し、変化に対応していく必要があります。

なるほど。大学職員の方々も大変ですね。変化の激しい時代の中で、学生をサポートするために、柔軟に対応していく必要があり、大変勉強になりました。

大学を取り巻く環境の変化

少子化による学校経営への影響は深刻で、M&Aが注目されている理由がよく分かりました。

大学を取り巻く環境は、今後も大きく変化していくでしょう。

少子化に直面する学校法人の対応策！！～の留意点～

✅ 少子化により学校経営が厳しさを増す中、学校法人のM&Aが注目されています。

✅ 学校法人を取り巻く環境として、私立学校の割合の高さと少子化による入学定員割れの深刻化が挙げられます。

✅ 学校法人のM&Aは、入学定員割れによる経営悪化や学校運営の継続困難といった課題解決の手段として期待されています。

さらに読む ⇒アドバイザリー出典/画像元: https://maadvisory.necap.co.jp/blog/column/2022/07/ma-5.html

少子化が進む中で、大学は生き残りをかけて、様々な戦略を立てているのですね。

M&Aや機能分化など、興味深い動きです。

大学業界は、国立、公立、私立の3つの区分があり、私立大学は学生納付金が収入の8割近くを占めることから、学生数の増減が経営状態に直結します。

少子化の影響で経営が苦しくなる私立大学も存在しますが、高等学校から大学への進学率は50％を超えており、生涯学習の浸透も相まって、大学経営環境は一概に悪いとは言えません。

しかし、2018年度を境に18歳人口が減少し、2030年度には100万人を切るという予測もあり、大学は学生確保のために厳しい状況に立たされています。

そのため、M&Aによる学校法人との統合や、文部科学省が提唱する機能分化による専門分野への特化などが、今後の成長戦略として注目されています。

大学も経営戦略を立てなければならない時代なのですね。少子化による影響は避けられないと思いますが、大学の多様性が失われないよう、応援しています。