海女文化と持続可能な漁業とは?三重県鳥羽市相差の海女の歴史と未来への取り組みとは?海女、石神さん、伊勢神宮、海女小屋体験、食文化 〜三重の海の魅力を紐解く〜
女性の願いを叶える「石神さん」で有名な三重県鳥羽市相差。縄文時代から続く海女文化、現役海女と海女小屋体験、伊勢神宮との深い繋がり… 漁、食、文化が息づく魅力的な相差を旅しませんか? 海女たちの知恵と、未来へ繋ぐ活動をご覧ください!
💡 三重県鳥羽市相差の海女は、素潜りで海産物を獲る女性たちで、石神さんへの信仰も厚く、女性の願いを叶えるとされています。
💡 海女の漁は資源保護のため、漁獲量や潜水時間にルールが設けられています。海女は伊勢神宮に御神饌を納め、その文化を支えてきました。
💡 多様な海女小屋体験では、現役海女の調理する海の幸を味わい、食文化とともに海女の暮らしを体験できます。未来のために、子供たちへの教育も盛んです。
それでは、まず三重県鳥羽市相差の海女と石神さんの伝説から見ていきましょう。
相差の海女と石神さんの伝説
女性の願いを叶える神社があるのはどこ?
三重県鳥羽市相差の石神さん。
本章では、三重県鳥羽市相差の海女と石神さんについて解説します。
公開日:2022/06/14

✅ 鳥羽市相差の神明神社にある石神さんは、女性の願いを一つ叶えてくれるとされ、全国から参拝客が訪れる。
✅ 石神さんでは、海女の衣装を模した手作り御守りや、恋愛運向上を願うストラップ御守りが授与されている。
✅ 著名人による参拝も多く、過去には皇室への献上や、野口みずきさんや益子直美さんなど、多くの芸能人の参拝エピソードが紹介されている。
さらに読む ⇒海女小屋 はちまんかまど AMA hut HACHIMAN 公式WEBサイト出典/画像元: https://amakoya.com/isikami/相差の石神さんは、女性の願いを叶えるとして全国から参拝者が訪れるのですね。
海女さんの衣装を模した御守りも人気なようです。
三重県鳥羽市相差は、女性の願いを一つだけ叶えると言われる「石神さん」で有名な場所です。
年間20万人もの人々が訪れるこの地は、交通の便が良いとは言えないながらも高い人気を誇ります。
相差の氏神である神明神社の参道に祀られている石神さんは、地元の海女たちの信仰を集め、その噂が広まり全国から参拝者が訪れるようになりました。
相差には、日本最多の約100人の海女が暮らしており、その文化は縄文時代から続くとされています。
現役の海女がいる民家や民宿の玄関には、潜水時に使用した「石いかり」が置かれ、魔除けの印である「セーマン、ドーマン」も施されています。
また、海女は漁の前に青峯山正福寺に参拝する風習もあります。
石神さんの御守りを身につければ、私も自己成長の願いが叶うかもしれませんね。とても興味深いです。
海女の漁と伊勢神宮との繋がり
相差の海女漁の主な目的は?
海産物の漁獲と伊勢神宮への献上。
本章では、海女と伊勢神宮との深い繋がりについて解説します。

✅ 三重県鳥羽市国崎町にある伊勢神宮の御料鰒調製所では、伊勢神宮の祭典で神饌として納める熨斗アワビ作りが行われている。
✅ 2000年以上前から続く伝統で、新鮮なアワビを薄くそぎ、干して乾燥させるなどの工程を経て、大小の「身取鰒」や「玉貫鰒」が作られる。
✅ 国崎の人々は、熨斗アワビを伊勢神宮に納め続けることを使命とし、三節祭で使われる熨斗鰒を未来永劫納め続けられるように活動している。
さらに読む ⇒伊勢志摩経済新聞出典/画像元: https://iseshima.keizai.biz/headline/4117/2000年以上も前から、海女の方々が伊勢神宮に熨斗アワビを納めていたとは驚きです。
伝統を守り続ける姿勢に感銘を受けます。
相差の海女は、素潜りでアワビや伊勢エビなどの海産物を獲る女性たちです。
資源保護のため漁は3月から12月まで、1回の漁は90分と定められています。
漁獲物は多岐にわたり、海藻や貝類など季節によって様々なものが獲れます。
伊勢神宮と海女の関係は深く、約2000年前、天照大御神に献上する神饌を求めた倭姫命が鳥羽市国崎を訪れた際、海女が献上したアワビに感動したという逸話があります。
海女は伊勢神宮への御神饌を献上し、その文化を支えてきました。
伊勢神宮との深い繋がりがあるのですね。歴史と文化が結びついていることに感動しました。
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海女の素潜り漁と文化を紹介!過酷な漁の裏側、海を守る取り組み、海女小屋体験、イベントまで。海の恵みを未来へ繋ぐ、魅力あふれる海女の世界へ!