補導とは?対象年齢や逮捕との違い、時間や地域ルールを解説(少年法、青少年健全育成条例)補導の基礎知識:対象年齢、時間、逮捕との違い
非行から子どもを守る警察の補導。対象年齢、種類、対象行為、逮捕との違いを解説。補導されたらどうなる?各地域の補導時間やルール、保護者の対応も紹介。18歳以上の深夜徘徊や一人暮らしの高校生は?補導に関する疑問を解決し、子どもの健全な成長をサポート。
補導時間と地域ルール
深夜外出の制限時間、地域や年齢で違う?
条例で異なり、地域差があります。
補導時間と地域ルールについて解説します。
各都道府県の条例に基づき、深夜に外出する際のルールを確認しましょう。

✅ 20歳未満の人が公共の場所で不適切な行為をした場合、警察官に補導されることがあり、特に深夜の外出については各都道府県の条例で補導時間が定められている。
✅ 補導には、注意・助言・警告、保護者や学校への連絡、身柄の保護などがあり、街路補導と継続補導の2種類がある。補導の対象となるのは、犯罪行為や不良行為を行った20歳未満の人々。
✅ 補導時間は都道府県によって異なり、青少年健全育成条例に基づいて定められている。補導されても前科はつかないが、不当な取調べなどを受けた場合は弁護士に相談することが推奨される。
さらに読む ⇒弁護士JP|あなたの悩みを解決する弁護士検索サイト出典/画像元: https://www.ben54.jp/column/crime/1189補導時間は、青少年健全育成条例に基づいて定められており、地域によって異なります。
各地域のルールを把握することが重要です。
多くの都道府県では、18歳未満の少年が深夜に外出するべきでない時間帯を定め、警察官が補導を行う際の目安としています。
具体的な補導時間は、各都道府県の条例によって異なり、警察行政の方針や日照時間などを考慮して決定されます。
地域によって細かな時間設定があり、都市部と地方でも違いが見られます。
一般的には、夜10時~翌朝4時、または夜11時~翌朝4時の範囲で設定されることが多いですが、小学生、中学生、高校生の間でも違いはありません。
各地域のルールを確認し、青少年が安心して過ごせる環境作りを心がけることが重要です。
自分の住んでいる地域では何時まで外出できるのか、改めて確認してみようと思います。夜間の活動も多いので、気をつけないと。
補導後の手続きと保護者の役割
子どもが補導されたら?家族がすべきことは?
話を聞き、弁護士に相談、学校等へ連絡!
補導後の手続きと保護者の役割について解説します。
少年審判の流れや、家族としてどのように対応すべきかを見ていきましょう。
公開日:2022/10/05

✅ 少年審判は、少年にどのような処分を与えるかを決定する手続であり、非行事実と要保護性が審理され、不処分、保護処分、検察官送致などが選択される。
✅ 審判は非公開で行われ、裁判官、少年、保護者、付添人などが出席し、人定質問、説明、非行事実の審理、要保護性の審理、処分決定などが行われる。
✅ 少年審判は職権主義的で教育的な措置がとられ、観護措置として少年鑑別所に収容されるなど、成人の刑事事件とは異なる特徴を持つ。被害者の傍聴や意見陳述も認められる場合がある。
さらに読む ⇒HOME - 文の風東京法律事務所出典/画像元: https://ik-law.jp/case/kasai/shinpan/補導された場合、保護者への連絡と引き渡しが基本ですが、状況によっては児童相談所や家庭裁判所送致となることもありますね。
補導された場合、多くは保護者への連絡と引き渡しが行われます。
非行事実が認められた場合、児童相談所への送致や家庭裁判所送致・観護措置が行われる可能性もあります。
その後、家庭裁判所での審判を受け、処分が決定されます。
子どもが補導された場合、家族は子どもの話を聞き、事件の背景を理解し、学校や被害者に相談・謝罪することが重要です。
また、逮捕された場合は、早急に弁護士に相談することが大切です。
弁護士は、補導理由の把握、処分の可能性判断、環境調整、示談などをサポートしてくれます。
子どもの話を聞いて、事件の背景を理解し、学校や被害者に相談することが大切なんですね。弁護士への相談も重要とのこと、覚えておきます。
補導に関するよくある疑問と注意点
深夜徘徊で補導される年齢は?前科はつく?
18歳以上は対象外。前科は残りません。
補導に関するよくある疑問と注意点について解説します。
高校生や18歳以上の成人の場合、どのような点に注意すべきでしょうか。
公開日:2020/09/13

✅ 18歳以上の高校生は、青少年健全育成条例に基づく深夜徘徊による補導対象にはならない。ただし、警察官の判断や個々の状況によっては、全員が注意だけで済む場合もある。
✅ 職務質問は、警察官職務執行法に基づき、犯罪の疑いがある場合に誰に対しても行われ、年齢に関わらず、名前や住所、行動の理由などを尋ねられる可能性がある。
✅ 18歳になったからといって、警察の捜査を逃れられるわけではなく、職務質問などによって状況を詳しく聞かれる可能性があり、注意が必要である。
さらに読む ⇒非行を防ぎ、素直な子どもへ出典/画像元: https://konokoe.com/column/kousan18歳以上の成人が深夜徘徊した場合や、高校生の一人暮らしでの深夜徘徊は補導対象外なんですね。
色々なケースがあるんですね。
補導に関するよくある質問として、18歳以上の成人が深夜徘徊した場合や、高校生の一人暮らしにおける深夜徘徊・無断外泊の扱いは補導対象外です。
親の許可があっても、補導の対象となる行為は補導される可能性があります。
補導された場合、前科は残りません。
補導は、少年の健全な育成を目的とした指導であり、不必要な身柄拘束や不当な取調べは避けるべきです。
補導時間や対象行為は地域によって異なるため、各地域のルールを理解し、青少年が安心して過ごせる環境作りを心がけましょう。
18歳になったから安心というわけではないんですね。職務質問など、状況によっては詳しく聞かれることもあるということですね。
今回は補導について、その定義から、対象年齢、手続き、注意点について解説しました。
いざという時に、役立てていただけたら幸いです。
💡 補導は、非行や犯罪を未然に防ぐための警察活動であり、対象年齢や時間、地域ルールが異なり、逮捕とは異なる手続きが行われます。
💡 補導された場合は、保護者への連絡と引き渡しが基本ですが、状況によっては児童相談所や家庭裁判所送致となることもあります。
💡 18歳以上の成人の深夜徘徊や高校生の一人暮らしでの深夜徘徊は補導対象外ですが、個々の状況によっては注意が必要です。