PISA2022の結果から見る日本の学力は?未来の教育はどうなる?PISA調査で見る日本の教育、世界レベルの学力維持の秘訣
PISA2022結果発表!日本の学力は世界トップクラスを維持し、科学的リテラシーと読解力で高い評価を獲得。数学力も向上!ICT環境整備が進むも、課題も浮き彫りに。公正さと幸福を重視する教育への提言。学力格差への対策や、主体的な学びを促す授業改善が今後の鍵。「未来を生き抜く力」を育む教育とは?
💡 PISA2022で日本は数学的リテラシー、読解力、科学的リテラシーの3分野全てで前回より得点アップし、世界トップレベル。
💡 東京大学公共政策大学院主催のシンポジウムで、PISA2022の結果や、生徒のウェルビーイングが議論されました。
💡 日本の学力は高い水準を維持する一方、自律学習やICT活用には課題も。今後の教育への提言を紹介します。
それでは、PISA2022の結果から見えてくる日本の教育について、詳しく見ていきましょう。
PISA調査とその概要
PISA調査で日本は何位?学力トップクラス!
科学2位、読解3位、数学5位!
PISA2022の結果が発表されました。
日本は、数学的リテラシー、読解力、科学的リテラシーの3分野全てで、前回調査よりも得点を伸ばし、世界トップレベルの結果となりました。
公開日:2023/12/06

✅ OECDによる国際学習到達度調査PISA2022の結果が発表され、日本は数学的リテラシーで5位、読解力で3位、科学的リテラシーで2位と、3分野全てで前回調査より得点を伸ばし、世界トップレベルの結果となった。
✅ PISAは15歳を対象に、数学的リテラシー、読解力、科学的リテラシーの3分野について、実生活での課題解決能力を測る調査で、今回はコロナ禍による1年の延期を経て実施された。
✅ 日本の結果について、文部科学省は、休校期間の短さや授業改善、ICT環境の整備などが複合的に影響したと分析しており、次回PISA2025は2025年に本調査が実施される予定である。
さらに読む ⇒教育業界ニュース「ReseEd(リシード)」出典/画像元: https://reseed.resemom.jp/article/2023/12/05/7740.html日本のPISA2022の結果は素晴らしいですね。
コロナ禍での休校や授業改善、ICT環境の整備が功を奏したと考えられます。
次回調査も楽しみです。
PISA(OECD生徒の学習到達度調査)は、15歳(日本の場合は高校1年生)を対象に、知識や技能の実生活への活用能力を測る国際的な学力調査です。
3年ごとに実施され、2022年調査は8回目にあたりました。
この調査は、「科学的リテラシー」「読解リテラシー」「数学的リテラシー」の3分野のテストと、生徒・学校へのアンケートで構成されています。
2022年調査の結果、日本は科学的リテラシー2位、読解力3位、数学的リテラシー5位と、世界トップクラスの学力を維持しました。
OECD加盟国に限ると、数学的リテラシーと科学的リテラシーで1位、読解力で2位と、さらに高い評価を得ています。
これらの結果は、日本の教育カリキュラムに反映されています。
素晴らしい結果ですね!日本の教育の質の高さが証明されたようで、とても頼もしいです。今後も世界をリードする存在であってほしいですね。
PISA2022の結果発表とシンポジウム
PISA2022で日本が得点アップ!その要因は?
休校期間短さ、授業改善、ICT環境整備が要因。
PISA2022の結果発表を受け、東京大学公共政策大学院がOECDと共同でシンポジウムを開催しました。
アジアに焦点を当て、詳細な分析が行われました。

✅ OECDの国際学力調査PISA2022の結果発表を受け、東京大学公共政策大学院がOECDと共同でアジアに焦点を当てたシンポジウムを開催する。
✅ シンポジウムでは、PISA2022の結果概要の発表に加え、生徒の学びとウェルビーイングに関する国際比較と課題分析が行われる。
✅ パネルディスカッションでは、「次世代を担う生徒の学び」と「生徒のウェルビーイング」をテーマに、教育関係者らが未来の教育について議論する。
さらに読む ⇒教育新聞出典/画像元: https://www.kyobun.co.jp/ad-articles/ad2023112202PISA2022の結果発表とシンポジウムでは、エクイティとウェルビーイングが重要視された点が印象的でした。
今後の教育の方向性を示唆していると感じました。
PISA2022の結果発表と同時に、東京大学本郷キャンパスで開催されたOECD-PISA2022のアジアローンチシンポジウムでは、調査結果への評価と共に、エクイティ(公正さ)とウェルビーイング(幸福)が重視されることが強調されました。
シンポジウムでは、PISAをアジアの教育発展に活かすことが提唱され、デジタル機器活用における日本の成果や、日本の教育振興基本計画におけるウェルビーイングの尊重が言及されました。
OECDの小原ベルファリゆり氏からは、81カ国・地域の69万人の15歳が参加したPISA2022の網羅的な結果説明があり、シンガポールが全分野でトップ、アジア圏では日本を含む国々が高水準を維持していることが報告されました。
また、今回の調査では、日本の3分野全ての平均得点が前回2018年調査より上昇しました。
これは、新型コロナウイルス感染症による休校期間の短さ、授業改善、ICT環境整備が影響していると考えられています。
PISA調査は、世界中の教育のあり方を考える上で非常に重要なものだと思います。エクイティとウェルビーイングを重視する姿勢は、素晴らしいですね。
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PISA2022で日本は数学・科学で世界トップ! ICT活用は課題も、授業規律とサポートが学力向上に。主体的な学びとICT教育の推進が鍵。