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アクリス(AKRIS)の歴史とデザイン哲学とは?100周年を記念したコレクションや、上野リチとのコラボレーションに迫る!アクリスの100周年を記念した、コレクションとコラボレーション

スイス発「アクリス」は、1922年創業のタイムレスなファッションブランド。ザンクト・ガレンの刺繍技術を継承し、100周年を迎えた今も、女性の生き方を彩る服を提案。著名なアーティストとのコラボや、アンドレア・マンテーニャの絵画から着想を得たコレクションなど、アートとファッションを融合した世界観を発信。鈴木保奈美さんも魅了された、洗練されたエレガンスを体現するブランド。

アクリス(AKRIS)の歴史とデザイン哲学とは?100周年を記念したコレクションや、上野リチとのコラボレーションに迫る!アクリスの100周年を記念した、コレクションとコラボレーション

📘 この記事で分かる事!

💡 スイス発祥のファッションブランド「アクリス」は、創業100周年を迎え、タイムレスでモダンなワードローブを提供し続けている。

💡 創業者のアリス・クリームラー=ショッホの精神を受け継ぎ、「目的を持つ女性」のための服作りを追求している。

💡 100周年を記念し、東京国立博物館 法隆寺宝物館でのショー開催や、著名人とのコラボレーションも行っている。

それでは、アクリスの歴史から100周年記念のコレクション、そして上野リチとのコラボレーションまで、詳しく見ていきましょう。

アクリスの誕生と伝統

アクリスは何から始まったのか?

家庭用ミシンによるエプロン縫製

アクリスの誕生秘話から、そのデザイン哲学、そして特徴的な素材へのこだわりについてご紹介いたします。

アクリス」、次の年見据えデザイナーが美学を語る()

公開日:2023/07/06

アクリス」、次の年見据えデザイナーが美学を語る()

✅ 「アクリス」は創業100周年を迎え、タイムレスでモダンなワードローブを届けるブランドとして、創業家3代目のアルベルト・クリームラー氏がデザインを牽引しています。

✅ クリームラー氏は、最高級の生地を見極める審美眼と、生地をモダンに仕上げるデザイン哲学を持ち、創業者のアリス・クリームラー=ショッホから受け継いだ「目的を持つ女性に向けて服を作る」というパーパスを貫いています。

✅ アニバーサリーイヤーには、世界を巡回するショーやスイス・チューリッヒでの大型エキシビションを開催し、ブランドの歴史とデザイン哲学を広く発信しています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.wwdjapan.com/articles/1582886

アクリスの揺るぎないパーパスと、最高級の生地へのこだわりが、ブランドの魅力を支えていることがよくわかりますね。

スイスのザンクト・ガレンで1922年に創業したアクリスは、創業者のアリス・クリームラー=ショッホが家庭用ミシンでエプロンを縫い始めたことから始まりました。

その後、息子のマックスがブランド名を「アクリス」とし、プレタポルテ事業を拡大しました。

アクリスは創業以来、「目的を持つ女性に向けて服を作る」という理念を貫き、創業者のアリスが目指した、女性たちが日々の生活の中で着られる実用的な服作りを継承しています

アクリスは、ザンクト・ガレンの伝統である繊細な刺繍を取り入れた服作りで知られています。

特に、ザンクト・ガレンの名産である刺しゅうが施されたチュールやカシミヤダブルフェース、イタリアのコモ地方のプリントデザイナー、ジャンパオロ・ギオルディとのコラボレーションによるハート柄のプリントなど、素材へのこだわりはブランドの重要な特徴となっています。

現在、クリエイティブディレクターを務めるアルベルト・クリームラーは、祖母から受け継いだ審美眼と最高級の生地へのこだわりを大切にし、現代的でタイムレスなワードローブを生み出しています。

彼は、生地に触れることからインスピレーションを受け、女性のライフスタイルに合わせて、控えめで高級感のあるデザインの服を創作しています。

アクリスは、ザンクト・ガレンの静かな美しさと豊かな文化からインスピレーションを得ており、革新的なテキスタイルカンパニーとのコラボレーションも積極的に行っています。

アルベルトは、著名なアーティストとのコラボレーションによるコレクションも発表しており、ファッションを通じてアートと社会とのつながりを追求しています。

アクリスの歴史と伝統を理解することで、ファッションに対する見方が深まりました。創業者の想いが今も息づいていることに感動しました!

100周年を迎えるアクリス

アクリスは今年何周年?

100周年

アクリスの100周年を記念したコレクションと、そのショーの様子についてご紹介いたします。

周年のスイス発「アクリス」が東京国立博物館法隆寺宝物館でファッションショーを開催。冨永愛らが年秋冬コレクションを纏う
周年のスイス発「アクリス」が東京国立博物館法隆寺宝物館でファッションショーを開催。冨永愛らが年秋冬コレクションを纏う

✅ スイス発のファッションブランド「アクリス」が、東京国立博物館 法隆寺宝物館の中庭をランウェイに見立て、2023年秋冬コレクションを発表しました。

✅ コレクションのインスピレーションは、1970年代の型紙から得たもので、自由な自己表現を追求するアクリスの精神を表しています。

✅ ショーには、日本の著名人や建築家も多数来場し、ブランドの100周年を祝いました。

さらに読む ⇒|プレスリリース・ニュースリリース配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000009218.html

東京国立博物館 法隆寺宝物館でのショーは、アクリスの洗練された世界観と日本の美しさが見事に融合していますね。

アクリスは2022年に創業100周年を迎え、世界を巡回するショーやスイス・チューリッヒでの大型エキシビションなど、周年記念プロジェクトを展開しています。

今年100周年を迎えたアニバーサリーコレクション第二弾として、70年代のアーカイブを基にした大胆なプリントや素材使いで、自由なスピリットを表現したショーを開催しました。

ショーの舞台は東京国立博物館法隆寺宝物館で、クリエイティブディレクターのアルベルト・クリームラーは、東京がアートや建築からインスピレーションを得ることが多く、パーフェクトなロケーションだったと語っています。

今回のコレクションでは、1970年代の型紙から着想を得て、当時の女性たちの自己表現のための服が今の時代にも通じるものとして表現されています。

特にベルベット素材は70年代に多用された素材でありながら、現代的なタッチを加えて、クリーンなシルエットにフェミニニティとアリュールをもたらしています。

100周年を迎えるにあたり、アクリスは一貫性と進化を大切にしており、タイムレスな服作りにおいて、モダニティとクラフツマンシップを融合させています。

また、サステナビリティへの関心の高まりを受け、若者たちが長く大切に使える服を求めていることに対し、アクリスは、一着でさまざまなシーンに対応できる服を提供することで、女性たちが自信を持って自分らしく生きていけるようにサポートしていくとしています。

アクリスは、1922年にスイスで創業されたブランドで、今年100周年を迎えます。

創業の地ザンクト・ガレンは、繊細な刺繍で知られており、アクリスもその伝統を受け継いでいます

今季のコレクションでは、ザンクト・ガレンエンブロイダリーが施されたハートモチーフのブラウスとスカートが特徴です。

また、アクリスは、コレクターズプリントと呼ばれる人気のプリントアイテムも発表し、1989年秋に発表されたハートプリントを復刻した「TheHearts」が注目を集めています。

100周年を記念したコレクションは、アクリスの伝統と革新を感じさせる素晴らしいショーでした。70年代の型紙からインスピレーションを得ている点も興味深いです。

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鈴木保奈美、語る。アクリスの100周年を彩る、ファッションと人生。ウィーン工房、マンテーニャ…時代を超えた美意識が、しなやかな女性像を表現。