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『ねぎぼうずのあさたろう』完結!絵本作家・飯野和好の世界を紐解く旅?浪曲絵本『ねぎぼうずのあさたろう』、完結編への道のり

絵本作家・飯野和好の世界へ!『日本の神話』で鮮烈デビュー、代表作『ねぎぼうずのあさたろう』では浪曲風の語り口で時代劇絵本の新境地を開拓。三度笠のねぎぼうずが東海道を旅する痛快活劇はアニメ化も!完結編では故郷への想いを胸に、あさたろう最後の旅が始まる。勧善懲悪、笑いあり涙ありの冒険譚を、ぜひご堪能あれ!

『ねぎぼうずのあさたろう』完結!絵本作家・飯野和好の世界を紐解く旅?浪曲絵本『ねぎぼうずのあさたろう』、完結編への道のり

📘 この記事で分かる事!

💡 『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズ完結編の内容と、飯野和好氏の集大成をご紹介します。

💡 絵本作家・飯野和好氏の生い立ちや、代表作誕生秘話に迫ります。

💡 時代劇絵本『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズを通して伝えたい、大切な価値観とは。

それでは、まず第一章として、絵本作家・飯野和好氏の人物像と完結編について見ていきましょう。

絵本作家、飯野和好

飯野和好氏が絵本作家として活躍するようになったきっかけは?

セツ・モードセミナーで学び、イラストレーターとして活動開始

絵本作家・飯野和好氏の作品と、シリーズ完結編について解説します。

今月の新刊エッセイ
今月の新刊エッセイ

✅ 「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ完結編である「ねぎぼうずのあさたろう その11 なかせんどう もどりたび」は、主人公のあさたろうが東海道を旅し、故郷の秩父へと帰郷を決意する物語である。

✅ 作者の飯野和好さんは、21年間にわたってシリーズを描き続け、浪曲絵本という新しいジャンルを開拓した。

✅ 今回の完結編では、あさたろうが中山道を旅する様子が描かれ、故郷への思いや、これまで出会った人々との別れが描かれる。

さらに読む ⇒福音館書店(ふくいんかんしょてん)出典/画像元: https://www.fukuinkan.co.jp/blog/detail/?id=439

浪曲絵本というジャンルを開拓された飯野和好さんの、21年間の集大成が描かれていますね。

飯野和好氏は、セツ・モードセミナーで学び、イラストレーターとして活動を始めました。

その後、日本の神話や妖怪を題材にした絵本を多く手がける絵本作家となりました。

代表作として、小学館児童出版文化賞と日本絵本賞を受賞した『日本の神話』と、テレビアニメ化もされた『ねぎぼうずのあさたろう』シリーズがあります。

『日本の神話』は、迫力のある絵と神々のセリフ回しが特徴で、子どもから大人まで楽しめる作品です。

一方、『ねぎぼうずのあさたろう』は、三度笠をかぶったねぎぼうずのあさたろうが東海道を旅し、悪者を成敗する勧善懲悪の時代劇絵本です。

浪曲風の語り口が時代劇の世界観を盛り上げ、テンポの良い展開や迫力ある場面描写が子どもの心を掴みます。

時代劇風の絵本は、子供から大人まで幅広い世代が楽しめるのが素晴らしいですね!

『ねぎぼうずのあさたろう』誕生秘話

「ねぎぼうずのあさたろう」は何を題材にした物語?

チャンバラごっこ

『ねぎぼうずのあさたろう』の誕生秘話に迫ります。

徹子の部屋』出演の絵本作家・飯野和好さん、成功までの紆余曲折を語る「どの出版社も門前払いだった『あさたろう』。浪曲を入れたことで思わぬ展開に」アートな人・飯野和好股旅姿の絵本作家、見参!<後編>

公開日:2023/09/20

徹子の部屋』出演の絵本作家・飯野和好さん、成功までの紆余曲折を語る「どの出版社も門前払いだった『あさたろう』。浪曲を入れたことで思わぬ展開に」アートな人・飯野和好股旅姿の絵本作家、見参!<後編>

✅ 飯野和好さんは、幼い頃から旅芸人の世界に憧れ、股旅ものを題材にした絵本「ねぎぼうずのあさたろう」を創作しました。しかし、当時の出版界では浪曲や渡世人を題材にした絵本は受け入れられず、出版に苦労しました。

✅ 「ねぎぼうずのあさたろう」は、出版社の反対を押し切って2冊だけ出版されたものの、その後、子どもたちから熱烈な支持を得て、シリーズ化されました。

✅ 飯野さんは、「ねぎぼうずのあさたろう」を通して、失われつつある伝統芸能や自然との共存といった大切な価値観を伝えたいと考えています。

さらに読む ⇒婦人公論|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/9594?display=full

出版に至るまでの苦労があったんですね。

それでも、読者からの支持を得てシリーズ化されたのは、作品の魅力が大きかったからでしょう。

『ねぎぼうずのあさたろう』は、2008年から2009年にかけて全48話でテレビアニメ化されました。

野菜や果物が擬人化されたキャラクターが登場し、時代劇の定石を守りつつも、現代的なアレンジが加えられ、幅広い年齢層に人気を博しました。

作者の飯野和好さんは、子供の頃に憧れていたチャンバラごっこを題材に、正義と悪をはっきり描く物語を創作しました

当初は雑誌連載でしたが、絵本化には苦労を重ね、福音館書店から出版されることに。

浪曲好きの飯野さんは、作品に浪曲を取り入れ、江戸時代を舞台に、時代劇風な雰囲気を醸し出しています。

特に、あさたろうの目線には、昭和の役者、萬屋錦之介のような色気と生命力を表現することにこだわっているとのことです。

浪曲と時代劇を組み合わせた絵本って、斬新で面白いですね。子供たちに、伝統芸能を伝えるきっかけにもなりますね!

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あさたろう、最後の旅! 痛快冒険活劇、完結! 浪曲絵本で描かれる、故郷への想いと熱い感動。ねぎじる飛ばし炸裂! シリーズの魅力が詰まった最終章、見逃せない!